客きゃくもまばらなライブハウスの
軋きしむ舞台ぶたいで 背中せなか丸まるめて
夜汽車よぎしゃの歌うたを唄うたってた
悲かなしい歌うたを唄うたうのだったら
まずはテメエが悲かなしくなくちゃと
強つよがる声こえは酔よっていた
あんたの唄うたは石いしころだった
坂道さかみち転ころがる石いしころだったが
ダイヤモンドのふりしなかった
ホントは歌うたを唄うたわない方ほうが
幸しあわせなんだと口くちぐせだった
ワタルという名なの奴やつがいた
地面じめんに座すわって泣ないているような
あんたの唄うたとギターの響ひびき
土つちと草くさとの匂においがした
この手てのひらでさわれないもの
それを勝手かってに愛あいだと名なづけ
知しったかぶりをしなかった
夜空よぞらと陸りくとの隙間すきまを抜ぬけて
歌うたの向むこうへ歩あるいて行いった
ワタルという名なの奴やつがいた
客kyakuもまばらなmomabaranaライブハウスraibuhausuのno
軋kishiむmu舞台butaiでde 背中senaka丸maruめてmete
夜汽車yogisyaのno歌utaをwo唄utaってたtteta
悲kanaしいshii歌utaをwo唄utaうのだったらunodattara
まずはmazuhaテメエtemeeがga悲kanaしくなくちゃとshikunakuchato
強tsuyoがるgaru声koeはha酔yoっていたtteita
あんたのantano唄utaはha石ishiころだったkorodatta
坂道sakamichi転koroがるgaru石ishiころだったがkorodattaga
ダイヤモンドdaiyamondoのふりしなかったnofurishinakatta
ホントhontoはha歌utaをwo唄utaわないwanai方houがga
幸shiawaせなんだとsenandato口kuchiぐせだったgusedatta
ワタルwataruというtoiu名naのno奴yatsuがいたgaita
地面jimenにni座suwaってtte泣naいているようなiteiruyouna
あんたのantano唄utaとtoギタgitaーのno響hibiきki
土tsuchiとto草kusaとのtono匂nioいがしたigashita
このkono手teのひらでさわれないものnohiradesawarenaimono
それをsorewo勝手katteにni愛aiだとdato名naづけduke
知shiったかぶりをしなかったttakaburiwoshinakatta
夜空yozoraとto陸rikuとのtono隙間sukimaをwo抜nuけてkete
歌utaのno向muこうへkouhe歩aruいてite行iったtta
ワタルwataruというtoiu名naのno奴yatsuがいたgaita