囲かこいの森もりで私産わたしうまれたの
世間知せけんしらずの木き
ある日ひあなたがふっとやってきて
私わたしを連つれ出だした
ようやく咲さいた花はなも
ぜんぶ凪なぎ払はらって
小ちいさな小屋こやにあなた住すんでいた
初はじめて見みた孤独こどく
しわの手てナイフ片手かたてに
私わたしを削けずって行いく
あぁ あなたと同おなじ数かずの青あおい瞳ひとみ
あぁ あなたと同おなじ数かずの長ながい手足てあし
あぁ あなたの小ちいさな火ひが消きえてしまう時ときに
あぁ 私わたしがすべてを覚おぼえていてあげるから
明日あしたからは私一人わたしひとりきりよ
囲kakoいのino森moriでde私産watashiuまれたのmaretano
世間知sekenshiらずのrazuno木ki
あるaru日hiあなたがふっとやってきてanatagafuttoyattekite
私watashiをwo連tsuれre出daしたshita
ようやくyouyaku咲saいたita花hanaもmo
ぜんぶzenbu凪naぎgi払haraってtte
小chiiさなsana小屋koyaにあなたnianata住suんでいたndeita
初hajiめてmete見miたta孤独kodoku
しわのshiwano手teナイフnaifu片手katateにni
私watashiをwo削kezuってtte行iくku
あぁaa あなたとanatato同onaじji数kazuのno青aoいi瞳hitomi
あぁaa あなたとanatato同onaじji数kazuのno長nagaいi手足teashi
あぁaa あなたのanatano小chiiさなsana火hiがga消kiえてしまうeteshimau時tokiにni
あぁaa 私watashiがすべてをgasubetewo覚oboえていてあげるからeteiteagerukara
明日ashitaからはkaraha私一人watashihitoriきりよkiriyo