糸いとのほつれた人形にんぎょうや
色いろとりどりのガラス玉だま
畳たたみの上うえに並ならべては
ひとり遊あそびする幼おさない子こ
わたしの胸むねの奥おくの奥おく
いつも住すんでるその少女しょうじょ
時ときの流ながれに色いろあせず
風かぜの寒さむさにも凍こごえずに
悲かなしみに心こころが
つぶれそうな時とき
泣なかないで ここにいるよと
あの子この声こえがする
無邪気むじゃきな指ゆびで縁側えんがわの
雀すずめを差さして笑わらってる
あの子こはわたし 遠とおい過去かこの
あの子こはわたし 今いまもここに
女おんなの人ひとの心こころには
ひとりの少女しょうじょが住すんでいる
どんな暮くらしをしていても
疲つかれ果はてて 夜よるに沈しずんでも
命いのちもいらないと 思おもいつめた時とき
陽ひだまりにとろけるように
あの子こがあくびする
両手りょうてで猫ねこを抱だきしめて
空そらゆく雲くもに見みとれてる
あの子こはわたし 遠とおい過去かこの
あの子こはわたし 今いまもここに
だからわたしは 大丈夫だいじょうぶ
生いきてゆける 大丈夫だいじょうぶ
糸itoのほつれたnohotsureta人形ningyouやya
色iroとりどりのtoridorinoガラスgarasu玉dama
畳tatamiのno上ueにni並naraべてはbeteha
ひとりhitori遊asoびするbisuru幼osanaいi子ko
わたしのwatashino胸muneのno奥okuのno奥oku
いつもitsumo住suんでるそのnderusono少女syoujo
時tokiのno流nagaれにreni色iroあせずasezu
風kazeのno寒samuさにもsanimo凍kogoえずにezuni
悲kanaしみにshimini心kokoroがga
つぶれそうなtsuburesouna時toki
泣naかないでkanaide ここにいるよとkokoniiruyoto
あのano子koのno声koeがするgasuru
無邪気mujakiなna指yubiでde縁側engawaのno
雀suzumeをwo差saしてshite笑waraってるtteru
あのano子koはわたしhawatashi 遠tooいi過去kakoのno
あのano子koはわたしhawatashi 今imaもここにmokokoni
女onnaのno人hitoのno心kokoroにはniha
ひとりのhitorino少女syoujoがga住suんでいるndeiru
どんなdonna暮kuらしをしていてもrashiwoshiteitemo
疲tsukaれre果haててtete 夜yoruにni沈shizuんでもndemo
命inochiもいらないとmoiranaito 思omoいつめたitsumeta時toki
陽hiだまりにとろけるようにdamarinitorokeruyouni
あのano子koがあくびするgaakubisuru
両手ryouteでde猫nekoをwo抱daきしめてkishimete
空soraゆくyuku雲kumoにni見miとれてるtoreteru
あのano子koはわたしhawatashi 遠tooいi過去kakoのno
あのano子koはわたしhawatashi 今imaもここにmokokoni
だからわたしはdakarawatashiha 大丈夫daijoubu
生iきてゆけるkiteyukeru 大丈夫daijoubu