想い出あげない 歌詞 高橋由美子 ふりがな付

降ふりしきる雨あめの中なか 肩かたを抱だかないでよ
もっと何なにか話はなして これが最後さいごになるなら
わかってるもう二度にどと ふれあう事ことのない
震ふるえる指先ゆびさきが もうあなたに届とどかない

苦くるしくて 切せつなくて やっとはずした指輪ゆびわの跡あとが痛いたい
どんなにも 叫さけんでも 同おなじ夢ゆめを見みたあの日ひはもう帰かえらない

物語ものがたりなら こんなときは きっと少女しょうじょは涙なみだを流ながすでしょう
次つぎのページで エピローグなら 雨あめが肩かたを抱だくだけ
みんなみんな グレーの街まちの中なかで 聞ききわけのいい私わたしなんて
あなたなんかに 奇麗きれいなだけの そんな想おもい出であげない

遠とおくなる横顔よこがおに 涙なみだぶつけても
あの夏なつのメロディー もうあなたに響ひびかない

目覚めざめても 眠ねむっても ずっとその腕うでの中なかに私わたしがいた
こんなにも 信しんじてた 何なにもかもが早はやく遠とおく今いま離はなれてく

ドラマのワンシーンなら そうよきっと"ありがとう"なんて呟つぶやいて
このままそっと ラストテーマに 瞳ひとみ閉とじるのでしょう
うそよ嘘うそよ 悲かなしみの数かずだけ 人ひとはやさしくなれるなんて
あなたなんかに 映画えいがみたいな そんな想おもい出であげない

物語ものがたりなら こんなときは きっと少女しょうじょは涙なみだを流ながすでしょう
次つぎのページで エピローグなら 雨あめが肩かたを抱だくだけ
みんなみんな グレーの街まちの中なかで 聞ききわけのいい私わたしなんて
あなたなんかに あなたなんかに そんな想おもい出であげない