秋桜こすもすが揺ゆれている小ちいさな公園こうえんで
探さがしている一ひとつ一ひとつ確たしかめる様ように
二人ふたりで座すわるには少すこし狭せまいこのベンチも
一人ひとりで座すわるとこんなに広ひろかったなんて
今いまさら知しった
初はじめて二人ふたりで行いったあの映画館えいがかんはもう今いまじゃ
とても綺麗きれいなビルになってしまっているけど
過すぎていく日々ひびの中なかで消きえないものがあるとすれば
あの日ひ二人ふたりで見上みあげてた空そらの彩いろどりだけ
忙いそがしい毎日まいにちに背中せなかを押おされ
少すこしだけ前まえを向むいて歩あるける様ようになった
それでもまだ街まちで懐なつかしい面影おもかげを見付みつけると
左胸ひだりむねのドアをそっと叩たたく二に年前ねんまえの僕ぼくがいる
いつも二人ふたりで行いったあの公園こうえんは再来年さらいねん
大おおきなスーパーになってしまう予定よていだけれど
どこか遠とおくの場所ばしょできっと相あいも変かわらず
同おなじこの空そらを君きみは見みてるはずだから
風かぜの彩いろどりや大地だいちの彩いろどりよりも
あの日ひの空そらが何なによりも鮮あざやかで
いつも二人ふたりで見みてた屋上おくじょうから眺ながめる景色けしきは
随分なぶり彩味いろみが薄うすくなってしまっているけど
空そらはあの日ひと同おなじ瞼まぶたの君きみと同おなじで
言葉ことばにならない程ほど輝かがやきに満みち溢あふれ
今いまも変かわらず極彩色ごくさいしょくの空そらだけは
秋桜kosumosuがga揺yuれているreteiru小chiiさなsana公園kouenでde
探sagaしているshiteiru一hitoつtsu一hitoつtsu確tashiかめるkameru様youにni
二人futariでde座suwaるにはruniha少sukoしshi狭semaいこのikonoベンチbenchiもmo
一人hitoriでde座suwaるとこんなにrutokonnani広hiroかったなんてkattanante
今imaさらsara知shiったtta
初hajiめてmete二人futariでde行iったあのttaano映画館eigakanはもうhamou今imaじゃja
とてもtotemo綺麗kireiなnaビルbiruになってしまっているけどninatteshimatteirukedo
過suぎていくgiteiku日々hibiのno中nakaでde消kiえないものがあるとすればenaimonogaarutosureba
あのano日hi二人futariでde見上miaげてたgeteta空soraのno彩irodoriだけdake
忙isogaしいshii毎日mainichiにni背中senakaをwo押oされsare
少sukoしだけshidake前maeをwo向muいてite歩aruけるkeru様youになったninatta
それでもまだsoredemomada街machiでde懐natsuかしいkashii面影omokageをwo見付mitsuけるとkeruto
左胸hidarimuneのnoドアdoaをそっとwosotto叩tataくku二ni年前nenmaeのno僕bokuがいるgairu
いつもitsumo二人futariでde行iったあのttaano公園kouenはha再来年sarainen
大ooきなkinaスsuーパpaーになってしまうninatteshimau予定yoteiだけれどdakeredo
どこかdokoka遠tooくのkuno場所basyoできっとdekitto相aiもmo変kaわらずwarazu
同onaじこのjikono空soraをwo君kimiはha見miてるはずだからteruhazudakara
風kazeのno彩irodoriやya大地daichiのno彩irodoriよりもyorimo
あのano日hiのno空soraがga何naniよりもyorimo鮮azaやかでyakade
いつもitsumo二人futariでde見miてたteta屋上okujouからkara眺nagaめるmeru景色keshikiはha
随分naburi彩味iromiがga薄usuくなってしまっているけどkunatteshimatteirukedo
空soraはあのhaano日hiとto同onaじji瞼mabutaのno君kimiとto同onaじでjide
言葉kotobaにならないninaranai程hodo輝kagayaきにkini満miちchi溢afuれre
今imaもmo変kaわらずwarazu極彩色gokusaisyokuのno空soraだけはdakeha