Now I'm Here 歌詞 TRICERATOPS ふりがな付

丘おかの上うえの城しろには 一人ひとりの男おとこがいたんだ
誰だれもが彼かれの事こと羨うらやましがったのさ 「どんな優雅ゆうがな暮くらしだろう」

ところが彼かれはとても孤独こどくだった 誰だれも分わかんなかった
心こころの奥おくじゃ窓まどの外そとの世界せかい 描えがいてた
それでも門もんは鎖くさりでぐるぐるに巻まかれ 閉とざされたまんまさ

その城しろには魔法まほうがかけられていて 一度いちどでも抜ぬけ出だしたならば
その全すべてを失うしなう事ことになると言いう
彼かれはそれを知しっていたから 怖こわがったのさ

ある日ひ彼かれは思おもい立たった 魔法まほうなど無ないんじゃないか?
ドアを閉とざしてるのは 他ほかの誰だれでもないな 門もんの鎖くさりを引ひきちぎった

彼かれは孤独こどくの森もりを走はしり抜ぬける 目めを閉とじ無心むしんで
魔物まものに見みえる木々きぎを振ふり払はらって ひたすら
そしてついに街まちに出でたときに見みた君きみは 僕ぼくを優やさしく 受うけ入いれた

君きみと僕ぼくがつながり生うまれるハーモニー その音おとを聴きいていたいのさ
楽器がっきも指揮者しきしゃもいない方ほうがうまくいく
その事ことを誰だれより僕ぼくは知しっているのさ

「このロックT かっこよくない?」
「すごくいいね 似合にあうんじゃない?」
君きみを守まもるのに相応ふさわしい会話かいわ そんな事ことをさ 僕ぼくは讃たたえたい

とは言いえ運命うんめいのいたずらなんて いくらでもある
世よの理想りそうの男おとこと逆ぎゃくの行動こうどう 出だそうになる
でも君きみと会あえてホントに良よかった そう思おもってるんだよ 本当ほんとうさ

人ひとは誰だれも 失うしなうのを怖こわがるから つい前まえに進すすめなくなる
だけど僕ぼくはやっぱ進すすむべきだと思おもう
一度いちど笑わらうため 十じゅう捨すててもいい

君きみと僕ぼくがつながり生うまれるハーモニー その音おとを聴きいていたいのさ
壁かべを飛とび越こえ 君きみと買かい物ものとかしてる
その事ことを自慢じまんげに僕ぼくは ここにいるのさ