干ひからびて ひび割われた河底かわぞこに
目めを閉とじた 老婆ろうばが一人ひとりきり
微動びどうだにしないのさ 死しんだように
運命うんめいを飲のみこんだ 小ちいさな身体からだ
水辺みずべに 咲さいている花はな達たちと
その花はなを 愛めでている男達おとこたち
ぼんやりと残のこっている その面影おもかげ
来くるあてのない誰だれかを 待まちながら
必かならず栄華えいがは 極きわみを迎むかえる
そしてただ 舞まい落おちる季節きせつに
手てをこまねき為なす極きょく無なく
川面かわもを取とり繕つくろうだろう
昔日せきじつの光ひかりを 写うつすように
白日はくじつに 曝さらされた過去かこの街まち
歌うたえない 小鳥ことりが一羽いちわだけ
羽はばたきもしないのさ
かごの中なか 気紛きまぐれに遊あそばれた
小ちいさな身体からだ 変かわらず蛍火ほたるびは
終末しゅうまつを伝つたえる そしてもう
戻もどらない季節きせつに
舌打したうちして手てをこまねき
沢辺さわべにうずくまるだろう
昔日せきじつの光ひかりを 避さけるように
飲のみ干ほされ 奪うばわれた河底かわぞこに
影かげのない 老婆ろうばが一人ひとりきり
こっそりと笑わらうのさ 声こえも出ださず
運命うんめいを飲のみこんだ 小ちいさな身体からだ
必かならず栄華えいがは 極きわみを迎むかえる
そしてただ 舞まい落おちる季節きせつに
手てをこまねき為なす極ごく無なく
川面かわもを取とり繕つくろうだろう
昔日せきじつの光ひかりを 写うつすように
変かわらず蛍火ほたるびは 終末しゅうまつを伝つたえる
そしてもう 戻もどらない季節きせつに
舌打したうちして手てをこまねき
沢辺さわべにうずくまるだろう
昔日せきじつの光ひかりを 避さけるように
干hiからびてkarabite ひびhibi割waれたreta河底kawazokoにni
目meをwo閉toじたjita 老婆roubaがga一人hitoriきりkiri
微動bidouだにしないのさdanishinainosa 死shiんだようにndayouni
運命unmeiをwo飲noみこんだmikonda 小chiiさなsana身体karada
水辺mizubeにni 咲saいているiteiru花hana達tachiとto
そのsono花hanaをwo 愛meでているdeteiru男達otokotachi
ぼんやりとbonyarito残nokoっているtteiru そのsono面影omokage
来kuるあてのないruatenonai誰dareかをkawo 待maちながらchinagara
必kanaraずzu栄華eigaはha 極kiwaみをmiwo迎mukaえるeru
そしてただsoshitetada 舞maいi落oちるchiru季節kisetsuにni
手teをこまねきwokomaneki為naすsu極kyoku無naくku
川面kawamoをwo取toりri繕tsukuroうだろうudarou
昔日sekijitsuのno光hikariをwo 写utsuすようにsuyouni
白日hakujitsuにni 曝saraされたsareta過去kakoのno街machi
歌utaえないenai 小鳥kotoriがga一羽ichiwaだけdake
羽haばたきもしないのさbatakimoshinainosa
かごのkagono中naka 気紛kimaguれにreni遊asoばれたbareta
小chiiさなsana身体karada 変kaわらずwarazu蛍火hotarubiはha
終末syuumatsuをwo伝tsutaえるeru そしてもうsoshitemou
戻modoらないranai季節kisetsuにni
舌打shitauちしてchishite手teをこまねきwokomaneki
沢辺sawabeにうずくまるだろうniuzukumarudarou
昔日sekijitsuのno光hikariをwo 避saけるようにkeruyouni
飲noみmi干hoされsare 奪ubaわれたwareta河底kawazokoにni
影kageのないnonai 老婆roubaがga一人hitoriきりkiri
こっそりとkossorito笑waraうのさunosa 声koeもmo出daさずsazu
運命unmeiをwo飲noみこんだmikonda 小chiiさなsana身体karada
必kanaraずzu栄華eigaはha 極kiwaみをmiwo迎mukaえるeru
そしてただsoshitetada 舞maいi落oちるchiru季節kisetsuにni
手teをこまねきwokomaneki為naすsu極goku無naくku
川面kawamoをwo取toりri繕tsukuroうだろうudarou
昔日sekijitsuのno光hikariをwo 写utsuすようにsuyouni
変kaわらずwarazu蛍火hotarubiはha 終末syuumatsuをwo伝tsutaえるeru
そしてもうsoshitemou 戻modoらないranai季節kisetsuにni
舌打shitauちしてchishite手teをこまねきwokomaneki
沢辺sawabeにうずくまるだろうniuzukumarudarou
昔日sekijitsuのno光hikariをwo 避saけるようにkeruyouni