死しにたくて 目めを閉とじた
僕ぼくの全すべて 無むに還かえし
記憶きおくから消きえたいと眠ねむれず考かんがえていた
曇くもり空ぞら 雨あめ ちらついて
昨日きのうの天気てんき、嘘うそのよう。
「生いきる苦痛くつうも似にてるな」と、雨あめに打うたれてみた
風かぜ、一度吹ひとたびふけば
移うつろふ景色けしき どう転ころぶ?
深ふかく絶海ぜっかいの底そこへと沈しずみ 一人ひとり、殻からに籠こもれど
愁うれいは無駄むだと諭さとす その笑顔えがおに救すくわれる
深ふかく朧森おぼろもり 闇やみへと進すすみ 心こころ 繭まゆに閉とざせど
嘆なげきの糸群いとむれを解ほどき
暁あかつきの闇やみ たたずみて この手てに残のこりしぬくもりに問とう
いつか せせらぎに笹舟浮ささぶねうかべ
あの場所ばしょへ還かえれますか?
雨あめに 呟つぶやいた
「明日あした、天気てんきになれ」
死shiにたくてnitakute 目meをwo閉toじたjita
僕bokuのno全subeてte 無muにni還kaeしshi
記憶kiokuからkara消kiえたいとetaito眠nemuれずrezu考kangaえていたeteita
曇kumoりri空zora 雨ame ちらついてchiratsuite
昨日kinouのno天気tenki、嘘usoのようnoyou。
「生iきるkiru苦痛kutsuuもmo似niてるなteruna」とto、雨ameにni打uたれてみたtaretemita
風kaze、一度吹hitotabifuけばkeba
移utsuろふrofu景色keshiki どうdou転koroぶbu?
深fukaくku絶海zekkaiのno底sokoへとheto沈shizuみmi 一人hitori、殻karaにni籠koもれどmoredo
愁ureいはiha無駄mudaとto諭satoすsu そのsono笑顔egaoにni救sukuわれるwareru
深fukaくku朧森oboromori 闇yamiへとheto進susuみmi 心kokoro 繭mayuにni閉toざせどzasedo
嘆nageきのkino糸群itomuれをrewo解hodoきki
暁akatsukiのno闇yami たたずみてtatazumite このkono手teにni残nokoりしぬくもりにrishinukumorini問toうu
いつかitsuka せせらぎにseseragini笹舟浮sasabuneuかべkabe
あのano場所basyoへhe還kaeれますかremasuka?
雨ameにni 呟tsubuyaいたita
「明日ashita、天気tenkiになれninare」