最後さいごのタバコを吸すう 彼かれの横よこに立たった
雨あめが止やんだばかりのベランダで
思おもっていたよりずっと 風かぜが冷つめたくって
心細こころぼそさばかり煽あおられた
寄より添そう時間じかんは後回あとまわしになって
いろんなことが下手へただったまま
好すきと言いえば繋つなぎ直なおせた日ひは過すぎた
BOY 見慣みなれたその指先ゆびさきの BOY 寂さびしさに目めをそらした
BOY 静しずかに火ひを消けしたあと BOY 彼かれは部屋へやを出でて行いった
何度目なんどめだろう未まだに 寝返ねがえりをうつ度たび
そこに居いるような気きがしちゃうの
少すこしづつ離はなれてく 部屋中へやじゅうに染しみ付ついた
残のこり香がのような彼かれの気配けはい
慌あわただしく過すぎてゆく日常にちじょうの ほんの僅わずかな胸むねの隙間すきまに
不意ふいによぎる鮮あざやかな記憶きおくの欠片かけら
BOY 歩あるき始はじめた世界せかいは BOY 新あたらしいページめくって
BOY 何なにひとつ遠慮えんりょもなしに BOY 今いまを塗ぬり始はじめていく
BOY だから歩あるき始はじめなくちゃ BOY 次つぎのページを手繰たぐって
BOY 時々ときどき思おもい返かえして 時々ときどき彼かれを想おもって
最後saigoのnoタバコtabakoをwo吸suうu 彼kareのno横yokoにni立taったtta
雨ameがga止yaんだばかりのndabakarinoベランダberandaでde
思omoっていたよりずっとtteitayorizutto 風kazeがga冷tsumeたくってtakutte
心細kokorobosoさばかりsabakari煽aoられたrareta
寄yoりri添soうu時間jikanはha後回atomawaしになってshininatte
いろんなことがironnakotoga下手hetaだったままdattamama
好suきとkito言iえばeba繋tsunaぎgi直naoせたseta日hiはha過suぎたgita
BOY 見慣minaれたそのretasono指先yubisakiのno BOY 寂sabiしさにshisani目meをそらしたwosorashita
BOY 静shizuかにkani火hiをwo消keしたあとshitaato BOY 彼kareはha部屋heyaをwo出deてte行iったtta
何度目nandomeだろうdarou未maだにdani 寝返negaeりをうつriwoutsu度tabi
そこにsokoni居iるようなruyouna気kiがしちゃうのgashichauno
少sukoしづつshidutsu離hanaれてくreteku 部屋中heyajuuにni染shiみmi付tsuいたita
残nokoりri香gaのようなnoyouna彼kareのno気配kehai
慌awatadaしくshiku過suぎてゆくgiteyuku日常nichijouのno ほんのhonno僅wazuかなkana胸muneのno隙間sukimaにni
不意fuiによぎるniyogiru鮮azaやかなyakana記憶kiokuのno欠片kakera
BOY 歩aruきki始hajiめたmeta世界sekaiはha BOY 新ataraしいshiiペpeージjiめくってmekutte
BOY 何naniひとつhitotsu遠慮enryoもなしにmonashini BOY 今imaをwo塗nuりri始hajiめていくmeteiku
BOY だからdakara歩aruきki始hajiめなくちゃmenakucha BOY 次tsugiのnoペpeージjiをwo手繰taguってtte
BOY 時々tokidoki思omoいi返kaeしてshite 時々tokidoki彼kareをwo想omoってtte