人混ひとごみの真まん中なかで
迷子まいごが泣ないてるよ
大おおきな声こえで名前なまえ呼よんで
涙なみだも止とめないで
突然とつぜん、気きづいた
私わたしも迷子まいごだって
だけどあんなに強つよくまっすぐ
泣なくことさえ出来できないまま
生いきてる
迷子まいごがいます
此処ここにもうひとり
おうちが何処どこか分わかりません
泣なきたいのに
泣なけなくなったのは
言いうこと聞きかない
悪わるい子こだったから
人混ひとごみかき分わけ
駆かけ寄よるお母かあさんが
迷子まいごのその子こを叱しかりながら
胸むねに押おし付つける様ようにして
笑わらった
迷子まいごがいます
此処ここにもうひとり
誰だれも迎むかえに来きてくれません
叱しかる声こえを
つかまえてくれる手てを
探さがしているのに
探さがせもしないまま
もし、あの子このように泣ないてしまえば
愛いとしい人ひとは迎むかえに来きてくれますか?
私わたしの名なを呼よんでくれるその声こえで
抱だきしめてくれますか?
街まちは夕暮ゆうぐれ
家路いえじ急いそぐ人ひと
あなたは迷子まいごじゃないですか?
迷子まいごがいます
此処ここにもうひとり
おうちが何処どこか分わかりません
どうかその手てを
離はなさないで下ください
大切たいせつな人ひとを
大切たいせつにして
人混hitogoみのmino真maんn中nakaでde
迷子maigoがga泣naいてるよiteruyo
大ooきなkina声koeでde名前namae呼yoんでnde
涙namidaもmo止toめないでmenaide
突然totsuzen、気kiづいたduita
私watashiもmo迷子maigoだってdatte
だけどあんなにdakedoannani強tsuyoくまっすぐkumassugu
泣naくことさえkukotosae出来dekiないままnaimama
生iきてるkiteru
迷子maigoがいますgaimasu
此処kokoにもうひとりnimouhitori
おうちがouchiga何処dokoかka分waかりませんkarimasen
泣naきたいのにkitainoni
泣naけなくなったのはkenakunattanoha
言iうことukoto聞kiかないkanai
悪waruいi子koだったからdattakara
人混hitogoみかきmikaki分waけke
駆kaけke寄yoるおruo母kaaさんがsanga
迷子maigoのそのnosono子koをwo叱shikaりながらrinagara
胸muneにni押oしshi付tsuけるkeru様youにしてnishite
笑waraったtta
迷子maigoがいますgaimasu
此処kokoにもうひとりnimouhitori
誰dareもmo迎mukaえにeni来kiてくれませんtekuremasen
叱shikaるru声koeをwo
つかまえてくれるtsukamaetekureru手teをwo
探sagaしているのにshiteirunoni
探sagaせもしないままsemoshinaimama
もしmoshi、あのano子koのようにnoyouni泣naいてしまえばiteshimaeba
愛itoしいshii人hitoはha迎mukaえにeni来kiてくれますかtekuremasuka?
私watashiのno名naをwo呼yoんでくれるそのndekurerusono声koeでde
抱daきしめてくれますかkishimetekuremasuka?
街machiはha夕暮yuuguれre
家路ieji急isoぐgu人hito
あなたはanataha迷子maigoじゃないですかjanaidesuka?
迷子maigoがいますgaimasu
此処kokoにもうひとりnimouhitori
おうちがouchiga何処dokoかka分waかりませんkarimasen
どうかそのdoukasono手teをwo
離hanaさないでsanaide下kudaさいsai
大切taisetsuなna人hitoをwo
大切taisetsuにしてnishite