あの頃ころいつもお前まえと俺おれと あの娘この三人さんにんは
酒さけを飲のむのも授業じゅぎょうの時ときも 旅たびをするのも一緒いっしょに居いた
安保あんぽの年としはわからぬくせに 人並ひとなみにデモったりして
催涙さいるいガスと水みずでぐしょぐしょの 顔かおで怒いかったりもしていた
キラキラしてたな俺おれたち 一所懸命いっしょけんめいだったな
貧まずしいけれども酒さけと音楽おんがくと 希望きぼうにはことかかなかった
あの頃ころ俺おれはあの娘こがすきで あの娘こはお前まえに惚ほれていて
お前まえは別べつの女おんなに夢中むちゅう そんな不思議ふしぎな親友しんゆうだった
覚おぼえているか卒業そつぎょう間近まぢかの 大雪おおゆきの降ふった日ひに
三人さんにんしてヤケ酒さけを飲のんで 泣なきながら歌うたったあの唄うた
あの晩ばん俺おれはあの娘こにふられ あの娘こはお前まえにふられて
お前まえは別べつの女おんなにふられ 三人さんにんで慰なぐさめ合あった
あれから十年じゅうねんが過すぎて 俺おれもお前まえも嫁よめを貰もらって
あの娘こはこの春はる二人目ふたりめの こどもを産うんだと聞きいた
久ひさし振ぶりにこうしてお前まえに 手紙てがみを書かいたのは
今度こんど東京とうきょうへ出でてゆく時ときに 一緒いっしょに飲のもうと思おもって
あの頃ころみたいに三人さんにんで 十年じゅうねんの時間じかん持もち寄よって
泣なきながら歌うたえたらいいね 思おもい出でのあの唄うたを
泣なきながら歌うたえたらいいね 懐なつかしいあの唄うたを
あのano頃koroいつもおitsumoo前maeとto俺oreとto あのano娘koのno三人sanninはha
酒sakeをwo飲noむのもmunomo授業jugyouのno時tokiもmo 旅tabiをするのもwosurunomo一緒issyoにni居iたta
安保anpoのno年toshiはわからぬくせにhawakaranukuseni 人並hitonamiにniデモdemoったりしてttarishite
催涙sairuiガスgasuとto水mizuでぐしょぐしょのdegusyogusyono 顔kaoでde怒ikaったりもしていたttarimoshiteita
キラキラkirakiraしてたなshitetana俺oreたちtachi 一所懸命issyokenmeiだったなdattana
貧mazuしいけれどもshiikeredomo酒sakeとto音楽ongakuとto 希望kibouにはことかかなかったnihakotokakanakatta
あのano頃koro俺oreはあのhaano娘koがすきでgasukide あのano娘koはおhao前maeにni惚hoれていてreteite
おo前maeはha別betsuのno女onnaにni夢中muchuu そんなsonna不思議fushigiなna親友shinyuuだったdatta
覚oboえているかeteiruka卒業sotsugyou間近majikaのno 大雪ooyukiのno降fuったtta日hiにni
三人sanninしてshiteヤケyake酒sakeをwo飲noんでnde 泣naきながらkinagara歌utaったあのttaano唄uta
あのano晩ban俺oreはあのhaano娘koにふられnifurare あのano娘koはおhao前maeにふられてnifurarete
おo前maeはha別betsuのno女onnaにふられnifurare 三人sanninでde慰nagusaめme合aったtta
あれからarekara十年juunenがga過suぎてgite 俺oreもおmoo前maeもmo嫁yomeをwo貰moraってtte
あのano娘koはこのhakono春haru二人目futarimeのno こどもをkodomowo産uんだとndato聞kiいたita
久hisaしshi振buりにこうしておrinikoushiteo前maeにni 手紙tegamiをwo書kaいたのはitanoha
今度kondo東京toukyouへhe出deてゆくteyuku時tokiにni 一緒issyoにni飲noもうとmouto思omoってtte
あのano頃koroみたいにmitaini三人sanninでde 十年juunenのno時間jikan持moちchi寄yoってtte
泣naきながらkinagara歌utaえたらいいねetaraiine 思omoいi出deのあのnoano唄utaをwo
泣naきながらkinagara歌utaえたらいいねetaraiine 懐natsuかしいあのkashiiano唄utaをwo