雪の音 歌詞 アリス ふりがな付

胸むねいたみ眠ねむられず
ふるさとは遥はるか遠とおく
乱みだれて落おちる春はるの雪ゆきさえ
心こころにうれしく静しずかに目めを閉とじる

雪ゆきの音おと 聞きく夜更よふけ
そらぞらしい 街まちあかり
道みちゆく人ひとの話声はなしごえだけ
かすかに ひびいて
聞きこえる 一人ひとり枕まくら

古ふるい手帳てちょうの君きみの名前なまえも
今いまでは静しずかに見みれる夜よる

ひとしきりため息いきを
手てにとりし古本ふるほんの
破やぶれ表紙びょうしに黒くろインクで
綴つづるは意味いみさえわからない言葉ことば

いたむ胸むね 押おさえつつ
寝返ねがえりを打うってみる
時計とけいの音おとがやけに気きになる
最終さいしゅう電車でんしゃも今いましがた
走はしり去さった

古ふるい手帳てちょうの君きみの名前なまえも
今いまでは静しずかに見みれる夜よる

鳴なるはずのない電話でんわ
出だすあてのない手紙てがみ
雪ゆきにこの頬ほおうずめるような
激はげしく燃もえるような恋こいなら
してみたい