冷つめたい風かぜ 髪かみを束たばね 季節きせつめぐり 錆さびた手てすり
ゆれる灯あかり 夢ゆめを語かたり 東京とうきょう下町しもちょう恋物語こいものがたり
時ときは流ながれ 川かわのように 聴きこえてるソング あの日ひに戻もどる
流ながれてるフォーク 思おもい出だす遠どおく離はなれたあなたと 暮くらした記憶きおく
貴方あなたは もう忘わすれたかしら
赤あかい手拭てぬぐい マフラーにして
二人ふたりで行いった 横町よこちょうの風呂屋ふろや
一緒いっしょに出でようねって 言いったのに
いつも私わたしが 待またされた
洗あらい髪がみが芯しんまで 冷ひえて
小ちいさな石鹸せっけん カタカタ鳴なった
貴方あなたは私わたしの 身体からだを抱だいて
冷つめたいねって 言いったのよ
若わかかったあの頃ころ 何なにも怖こわくなかった
ただ貴方あなたのやさしさが 怖こわかった
桜さくらのつぼみは春はるのたより 胸むねが踊おどりだす夏なつの香かおり
手てをとりあった たまにぶつかった 他愛たあいもないこと 幸しあわせだった
伸のびる影かげゆれる秋あきの夕日ゆうひ ぬくもりにふれた冬ふゆの缶かんコーヒー
覚おぼえてますか?お互たがいの合図あいず 二人ふたりいつしか大人おとなになる
貴方あなたは もう捨すてたのかしら
二十四にじゅうよん色しょくの クレパス買かって
貴方あなたが描えがいた 私わたしの似顔絵にがおえ
巧うまく描えがいてねって 言いったのに
いつもちっとも 似にてないの
窓まどの下したには 神田川かんだがわ
三畳さんじょう一間ひとまの 小ちいさな下宿げしゅく
貴方あなたは私わたしの 指先ゆびさき見みつめ
悲かなしいかいって きいたのよ
若わかかったあの頃ころ 何なにも怖こわくなかった
ただ貴方あなたのやさしさが 怖こわかった
時ときは流ながれ 川かわのように 聴きこえてるソング あの日ひに戻もどる
流ながれてるフォーク 二人ふたりの記憶きおく 若わかき恋こい芽吹めぶく街まちを彩いろどる
東京とうきょう下町しもちょう恋物語こいものがたり
冷tsumeたいtai風kaze 髪kamiをwo束tabaねne 季節kisetsuめぐりmeguri 錆saびたbita手teすりsuri
ゆれるyureru灯akari 夢yumeをwo語kataりri 東京toukyou下町shimochou恋物語koimonogatari
時tokiはha流nagaれre 川kawaのようにnoyouni 聴kiこえてるkoeteruソングsongu あのano日hiにni戻modoるru
流nagaれてるreteruフォfoークku 思omoいi出daすsu遠dooくku離hanaれたあなたとretaanatato 暮kuらしたrashita記憶kioku
貴方anataはha もうmou忘wasuれたかしらretakashira
赤akaいi手拭tenugui マフラmafuraーにしてnishite
二人futariでde行iったtta 横町yokochouのno風呂屋furoya
一緒issyoにni出deようねってyounette 言iったのにttanoni
いつもitsumo私watashiがga 待maたされたtasareta
洗araいi髪gamiがga芯shinまでmade 冷hiえてete
小chiiさなsana石鹸sekken カタカタkatakata鳴naったtta
貴方anataはha私watashiのno 身体karadaをwo抱daいてite
冷tsumeたいねってtainette 言iったのよttanoyo
若wakaかったあのkattaano頃koro 何naniもmo怖kowaくなかったkunakatta
ただtada貴方anataのやさしさがnoyasashisaga 怖kowaかったkatta
桜sakuraのつぼみはnotsubomiha春haruのたよりnotayori 胸muneがga踊odoりだすridasu夏natsuのno香kaoりri
手teをとりあったwotoriatta たまにぶつかったtamanibutsukatta 他愛taaiもないことmonaikoto 幸shiawaせだったsedatta
伸noびるbiru影kageゆれるyureru秋akiのno夕日yuuhi ぬくもりにふれたnukumorinifureta冬fuyuのno缶kanコkoーヒhiー
覚oboえてますかetemasuka?おo互tagaいのino合図aizu 二人futariいつしかitsushika大人otonaになるninaru
貴方anataはha もうmou捨suてたのかしらtetanokashira
二十四nijuuyon色syokuのno クレパスkurepasu買kaってtte
貴方anataがga描egaいたita 私watashiのno似顔絵nigaoe
巧umaくku描egaいてねってitenette 言iったのにttanoni
いつもちっともitsumochittomo 似niてないのtenaino
窓madoのno下shitaにはniha 神田川kandagawa
三畳sanjou一間hitomaのno 小chiiさなsana下宿gesyuku
貴方anataはha私watashiのno 指先yubisaki見miつめtsume
悲kanaしいかいってshiikaitte きいたのよkiitanoyo
若wakaかったあのkattaano頃koro 何naniもmo怖kowaくなかったkunakatta
ただtada貴方anataのやさしさがnoyasashisaga 怖kowaかったkatta
時tokiはha流nagaれre 川kawaのようにnoyouni 聴kiこえてるkoeteruソングsongu あのano日hiにni戻modoるru
流nagaれてるreteruフォfoークku 二人futariのno記憶kioku 若wakaきki恋koi芽吹mebuくku街machiをwo彩irodoるru
東京toukyou下町shimochou恋物語koimonogatari