藍二乗 歌詞 ヨルシカ ふりがな付

変かわらない風景ふうけい 浅あさい正午しょうご
高架下こうかした、藍あい二乗にじょう、寝転ねころぶまま
白紙はくしの人生じんせいに拍手はくしゅの音ねが一ひとつ鳴なっている
空からっぽな自分じぶんを今日きょうも歌うたっていた

変かわらないように
君きみが主役しゅやくのプロットを書かくノートの中なか
止とまったガス水道すいどう 世間せけんもニュースも所詮しょせん他人事たにんごと
この人生じんせいさえほら、インクみたいだ

あの頃ころずっと頭あたまに描かいた夢ゆめも大人おとなになるほど時効じこうになっていく

ただ、ただ雲くもを見上みあげても
視界しかいは今日きょうも流ながれるまま
遠とおく仰あおいだ夜よるに花はな泳およぐ
春はると見紛みまがうほどに
君きみをただ見失みうしなうように

転ころばないように下したを向むいた
人生じんせいはどうにも妥協だきょうで出来できてる
心こころも運命うんめいもラブソングも人生じんせいも信しんじない
所詮しょせん売うれないなら全部ぜんぶが無駄むだだ

わざと零こぼした夢ゆめで描えがいた今いまに寝ねそべったままで時効じこうを待まっている

ただ、ただ目蓋まぶたの裏側うらがわ
遠とおく描えがく君きみを見みたまま
ノート、薄うすい夜よ隅すみに花はな泳およぐ
僕ぼくの目めにまた一ひとつ

人生じんせいは妥協だきょうの連続れんぞくなんだ
そんなこと疾とうにわかってたんだ
エルマ、君きみなんだよ
君きみだけが僕ぼくの音楽おんがくなんだ

この詩うたはあと八十はちじゅう字じ
人生じんせいの価値かちは、終おわり方かただろうから

ただ、ただ君きみだけを描えがけ
視界しかいの藍あいも滲にじんだまま
遠とおく仰あおいだ空そらに花はな泳およぐ
この目め覆おおう藍あい二乗にじょう

ただ、ただ
遠とおく仰あおいだ空そら、君きみが涼すずむ
ただ夜よるを泳およぐように