翼を持った少年 歌詞 中村中 ふりがな付

白しろい背中せなかに乗のって どこまでもゆけるさ
何なにも恐こわくないんだ 信しんじれば飛とべるさ
黒くろい雲くもが裂さけてく 風向かざむきは良好りょうこうさ
悲かなしみのない世界せかい 信しんじればゆけるさ

何なにもかもに怯おびえていた あの頃ころのようには
差さし出だされたその手てのひら 逃のがしたくはない

君きみの側そばにずっといたい 蒼あおい空そらの向むこう
誰だれも知しらない世界せかいを ふたりで見みつけよう

風かぜが暴あばれはじめる 胸むねは騒さわいでいる
白しろい背中せなかをそっと だけど強つよく抱だいた

ねぇ みんなどこに置おいて来きたの 舞まい上あがるあこがれ
たとえイカズチの中なかでも 飛とんでゆけるのに

君きみの側そばにずっといたい 雲くもを貫つらぬいて
誰だれも知しらない世界せかいで 静しずかに抱だきあおう

あぁ 両手りょうてを広ひろげたら あぁ 空そらに堕おちていきそうだよ
あぁ 心配しんぱいしないで いつでも戻もどって来これるさ 大丈夫だいじょうぶ

君きみの側そばにずっといたい 涙なみだこぼれても
声こえを出だしても誰だれにも 聞きかれないよ

君きみの側そばにいたい 蒼あおい空そらの向むこうで
誰だれも知しらない世界せかいを 見下みおろした時ときに
君きみと笑わらっていたいな 笑わらっていてほしいな