青い闇の警告 歌詞 井上陽水 ふりがな付

星ほしのこぼれた夜よるに
窓まどのガラスが割われた
俺おれは破片はへんを集あつめて
心こころの様ように並ならべた

何なにか未来みらいの事ことを
すぐに知しりたい俺おれは
指ゆびにダイヤルからませ
明日あすの日付ひづけで廻まわした

青あおい闇やみがささやく
こんな夜よるは気きをつけて

ひどい嵐あらしの中なかで
長ながい手紙てがみが届とどき
俺おれは返事へんじにとまどい
軽かるく礼儀れいぎを忘わすれた
やがて気分きぶんが変かわり
俺おれはミセスに恋こいし
ななめによろけ悲かなしみ
床ゆかにひれふし泣ないてた

青あおい闇やみがささやく
こんな夜よるは気きをつけて

俺おれはこたつで生うまれ
狭せまい風呂場ふろばで遊あそび
重おもい毛布もうふにくるまり
夜よるの間あいだに育そだった

今いまの住所じゅうしょはここで
固かたい扉とびらが守まもり
俺おれはつめたい息いきをし
水みずを飲のむたび凍こおらす

青あおい闇やみがささやく
こんな夜よるは気きをつけて

俺おれは心こころを変かえる
俺おれは心こころを変かえる
上のぼり下おりの気持きもちじゃ
好すきなあの娘こに会あえない
悩なやむテレビの後あとで
迷まようラジオが終おわり
俺おれの熱意ねついもつづいて
フェードアウトに消きえ去さる

青あおい闇やみがささやく
こんな夜よるは気きをつけて