海月 ～Jellyfish～ 歌詞 今井麻美 ふりがな付

潮しおの 満みち引ひき 生うまれた 生命いのちが
手てさぐりで 君きみを探さがしている

揺ゆれる プリズム 差さし込こむ 月光げっこうが
透すき通とおる 心こころを 蒼白あおじろく 照てらす

寄よせては 帰かえる波なみに 身みを委ゆだねて 君きみの海うみ たゆたいながら そっと
海月くらげのように 眠ねむりたい
水面みなもに 浮うかぶ丸まるい月つきの夜よるに
煌きらめきが 解とき放はなされる気持きもち どうか気きづいて欲ほしい

遠とおい 追憶ついおく 確たしかな 心音ここねで
懐なつかしい 声こえに耳みみを澄すます

深ふかい 水底みずぞこ 見上みあげた 空そらには
瞬またたいた世界せかいが 滲にじんでる

愛いとしさ 溢あふれだした 雫しずく抱だいて 君きみの海うみ 溶とけてゆきたい 今夜こんや
海月くらげのように 穏おだやかに
惹ひかれてく 見みえない引力いんりょく感かんじ 導みちびかれる運命うんめい

両手りょうてを広ひろげた水平線すいへいせん 沈しずむ月つきを受うけ止とめていくよ
光ひかり帯おびた 産声うぶごえの 朝あさを 迎むかえて

寄よせては 帰かえる波なみに 身みを委ゆだねて 君きみの海うみ たゆたいながら そっと
海月くらげのように 眠ねむりたい

ゆっくり 近ちかづいた 光ひかりに召めされ
息いきづいた温ぬくみも まどろんだ 吐息といきも
夢ゆめの中なかへ 消きえないように
祈いのりを捧ささげながら 君きみを思おもう