春はるがくるのを 待まちきれず
咲さいて悲かなしい 沈丁花じんちょうげ
つかず離はなれず あなたのそばで
肩かたに甘あまえる 洗あらい髪がみ
風かぜにこぼれる 夢ゆめしぐれ
にごり水みずさえ 七色なないろに
街まちの灯あかりに 染そまる頃ころ
めぬき通どおりの人ひとごみさけて
交かわすお酒さけの ほろ苦にがさ
命いのち通かよわす 夢ゆめしぐれ
野暮やぼな人ひとほど お人好ひとよし
いつもしあわせ 遠とおまわり
明日あしたの行方ゆくえを 手てさぐりながら
肌はだを重かさねる 夜更よふけ頃ごろ
腕うでを枕まくらに 夢ゆめしぐれ
春haruがくるのをgakurunowo 待maちきれずchikirezu
咲saいてite悲kanaしいshii 沈丁花jinchouge
つかずtsukazu離hanaれずrezu あなたのそばでanatanosobade
肩kataにni甘amaえるeru 洗araいi髪gami
風kazeにこぼれるnikoboreru 夢yumeしぐれshigure
にごりnigori水mizuさえsae 七色nanairoにni
街machiのno灯akaりにrini 染soまるmaru頃koro
めぬきmenuki通dooりのrino人hitoごみさけてgomisakete
交kaわすおwasuo酒sakeのno ほろhoro苦nigaさsa
命inochi通kayoわすwasu 夢yumeしぐれshigure
野暮yaboなna人hitoほどhodo おo人好hitoyoしshi
いつもしあわせitsumoshiawase 遠tooまわりmawari
明日ashitaのno行方yukueをwo 手teさぐりながらsagurinagara
肌hadaをwo重kasaねるneru 夜更yofuけke頃goro
腕udeをwo枕makuraにni 夢yumeしぐれshigure