笹ささの舟ふねを 水辺みずべに浮うかべたまま
一人ひとり岸辺きしべで 流ながせず見みつめてる
暮くれてゆく空そらに 慣なれてくる頃ころ
満みち足たりた月つきは 水面すいめんをただよう
かたくなに何なにを 拒こばんできたのだろう
闇やみにおびえて泣ないたのは 遠とおい昔むかしのことなのに
笹ささの船ふねは 風かぜで少すこしゆれた
僕ぼくの影かげが 行方ゆくえをさえぎって
やわらかい月つきに たどり着つくまで
どれくらいの時ときが 流ながれればいい
かたくなに閉とじたこの手てを そっと開ひらいて
思おもいが解とき放はなたれてゆく それだけを祈いのってる
まだこの心こころに光ひかりが あるのなら
ゆるしあえる日ひがきっと来くる その時ときを信しんじてる
笹sasaのno舟funeをwo 水辺mizubeにni浮uかべたままkabetamama
一人hitori岸辺kishibeでde 流nagaせずsezu見miつめてるtsumeteru
暮kuれてゆくreteyuku空soraにni 慣naれてくるretekuru頃koro
満miちchi足taりたrita月tsukiはha 水面suimenをただようwotadayou
かたくなにkatakunani何naniをwo 拒kobaんできたのだろうndekitanodarou
闇yamiにおびえてniobiete泣naいたのはitanoha 遠tooいi昔mukashiのことなのにnokotonanoni
笹sasaのno船funeはha 風kazeでde少sukoしゆれたshiyureta
僕bokuのno影kageがga 行方yukueをさえぎってwosaegitte
やわらかいyawarakai月tsukiにni たどりtadori着tsuくまでkumade
どれくらいのdorekuraino時tokiがga 流nagaれればいいrerebaii
かたくなにkatakunani閉toじたこのjitakono手teをwo そっとsotto開hiraいてite
思omoいがiga解toきki放hanaたれてゆくtareteyuku それだけをsoredakewo祈inoってるtteru
まだこのmadakono心kokoroにni光hikariがga あるのならarunonara
ゆるしあえるyurushiaeru日hiがきっとgakitto来kuるru そのsono時tokiをwo信shinじてるjiteru