お岩木山いわきさんから 下おりて来くる
風かぜが命いのちを 吹ふきさらす
誰だれかが教おしえた 望郷ぼうきょう節ぶしが
胸むねで暴あばれる 身みを焦こがす
あんた恋こいしと 心こころがきしむ
津軽つがる 女おんなのはぐれ唄うた
太棹ふとざおバチ打うつ その指ゆびを
思おもい出だすたび 熱あつくなる
ひとりじゃ唄うたえぬ 情なさけの節ふしよ
春はるはいつ来くる いつ叶かなう
あんたひとすじ 果はてない旅路たびじ
津軽つがる 女おんなのはぐれ唄うた
未練みれんあと引ひく 竜飛崎たっぴざき
忘わすれられない 身みが哀かなし
夜明よあけの夢ゆめでも さすらい節ふしが
吹雪ふぶき混まじりに 呼よんでいる
あんた逢あいたい すぐ来きて欲ほしい
津軽つがる 女おんなのはぐれ唄うた はぐれ唄うた
おo岩木山iwakisanからkara 下oりてrite来kuるru
風kazeがga命inochiをwo 吹fuきさらすkisarasu
誰dareかがkaga教oshiえたeta 望郷boukyou節bushiがga
胸muneでde暴abaれるreru 身miをwo焦koがすgasu
あんたanta恋koiしとshito 心kokoroがきしむgakishimu
津軽tsugaru 女onnaのはぐれnohagure唄uta
太棹futozaoバチbachi打uつtsu そのsono指yubiをwo
思omoいi出daすたびsutabi 熱atsuくなるkunaru
ひとりじゃhitorija唄utaえぬenu 情nasaけのkeno節fushiよyo
春haruはいつhaitsu来kuるru いつitsu叶kanaうu
あんたひとすじantahitosuji 果haてないtenai旅路tabiji
津軽tsugaru 女onnaのはぐれnohagure唄uta
未練mirenあとato引hiくku 竜飛崎tappizaki
忘wasuれられないrerarenai 身miがga哀kanaしshi
夜明yoaけのkeno夢yumeでもdemo さすらいsasurai節fushiがga
吹雪fubuki混maじりにjirini 呼yoんでいるndeiru
あんたanta逢aいたいitai すぐsugu来kiてte欲hoしいshii
津軽tsugaru 女onnaのはぐれnohagure唄uta はぐれhagure唄uta