夜よるにかくれてあの人ひとが
一人ひとりで村むらを出でるという
お淋さびし谷たにのお月様つきさま
情じょうがあるなら道みちかくせ
道みちかくせ
春はるも待またずにあの人ひとが
一人ひとりで村むらを出でるという
お淋さびし谷たにの雪ゆきの子こよ
今夜こんやはつもって道みちかくせ
道みちかくせ
風かぜにふかれてあの人ひとが
一人ひとりで旅たびに出でるという
お淋さびし谷たにの百合ゆりの花はな
忘わすれさせるなこの谷たにを
この谷たにを
何なにも持もたずにあの人ひとが
一人ひとりで旅たびに出でるという
お淋さびし谷たにの村むらざかい
泣なき泣なきつくった握にぎり飯めし
握にぎり飯めし
夜よるにかくれてあの人ひとが
一人ひとりとぼとぼ遠とおくなる
お淋さびし谷たにのお月様つきさま
早はやく夜明よあけをあの人ひとに
あの人ひとに
夜yoruにかくれてあのnikakureteano人hitoがga
一人hitoriでde村muraをwo出deるというrutoiu
おo淋sabiしshi谷taniのおnoo月様tsukisama
情jouがあるならgaarunara道michiかくせkakuse
道michiかくせkakuse
春haruもmo待maたずにあのtazuniano人hitoがga
一人hitoriでde村muraをwo出deるというrutoiu
おo淋sabiしshi谷taniのno雪yukiのno子koよyo
今夜konyaはつもってhatsumotte道michiかくせkakuse
道michiかくせkakuse
風kazeにふかれてあのnifukareteano人hitoがga
一人hitoriでde旅tabiにni出deるというrutoiu
おo淋sabiしshi谷taniのno百合yuriのno花hana
忘wasuれさせるなこのresaserunakono谷taniをwo
このkono谷taniをwo
何naniもmo持moたずにあのtazuniano人hitoがga
一人hitoriでde旅tabiにni出deるというrutoiu
おo淋sabiしshi谷taniのno村muraざかいzakai
泣naきki泣naきつくったkitsukutta握nigiりri飯meshi
握nigiりri飯meshi
夜yoruにかくれてあのnikakureteano人hitoがga
一人hitoriとぼとぼtobotobo遠tooくなるkunaru
おo淋sabiしshi谷taniのおnoo月様tsukisama
早hayaくku夜明yoaけをあのkewoano人hitoにni
あのano人hitoにni