幼おさない日ひに 訳わけも知しらず いつの間まにか 歌うたっていた
気きが付ついたら 歌うたが好すきで 好すきで好すきで 歌うたっていた
暇ひまさえあればいつも 歌うたを口くちずさんでいた
この世よに遊あそびごとが 他ほかに何なにも無なくても いいほど
歌うたを卑いやしめている 街まちに溢あふれる歌うた
我慢がまんできず私わたしは みずから歌うた創つくり 始はじめ
若わかい胸むねに 想おもい溢あふれ 次つぎから次つぎ 歌うたができた
歌うたうことも 創つくることも 好すきで好すきで 歌うたができた
歌うたは吐息といき溜息ためいき 愚痴ぐち嘆なげき憤いきどおり
歌うたは祈いのり呪まじない 救すくわれたい命いのちの 隠かくれ家が
底そこなし沼ぬまの上うえに 浮うかべた丸木舟まるきぶね
位置いちの定さだまらぬ星ほし 無限むげんの闇やみ空ぞらに 光ひかり
恋こいには飽あきたりする 愛あいも冷さめたりするし
好すきなことが好すきでも ないと移うつろう辛つらさ 儚はかなさ
富士山ふじさんに降ふる雨あめの 地中深ちちゅうふかく下くだり
尽つきぬ清水しみずとなって 人々ひとびとを潤うるおす
そんな 歌うたよ 湧わき立たて
幼osanaいi日hiにni 訳wakeもmo知shiらずrazu いつのitsuno間maにかnika 歌utaっていたtteita
気kiがga付tsuいたらitara 歌utaがga好suきでkide 好suきでkide好suきでkide 歌utaっていたtteita
暇himaさえあればいつもsaearebaitsumo 歌utaをwo口kuchiずさんでいたzusandeita
このkono世yoにni遊asoびごとがbigotoga 他hokaにni何naniもmo無naくてもkutemo いいほどiihodo
歌utaをwo卑iyaしめているshimeteiru 街machiにni溢afuれるreru歌uta
我慢gamanできずdekizu私watashiはha みずからmizukara歌uta創tsukuりri 始hajiめme
若wakaいi胸muneにni 想omoいi溢afuれre 次tsugiからkara次tsugi 歌utaができたgadekita
歌utaうこともukotomo 創tsukuることもrukotomo 好suきでkide好suきでkide 歌utaができたgadekita
歌utaはha吐息toiki溜息tameiki 愚痴guchi嘆nageきki憤ikidooりri
歌utaはha祈inoりri呪majinaいi 救sukuわれたいwaretai命inochiのno 隠kakuれre家ga
底sokoなしnashi沼numaのno上ueにni 浮uかべたkabeta丸木舟marukibune
位置ichiのno定sadaまらぬmaranu星hoshi 無限mugenのno闇yami空zoraにni 光hikaりri
恋koiにはniha飽aきたりするkitarisuru 愛aiもmo冷saめたりするしmetarisurushi
好suきなことがkinakotoga好suきでもkidemo ないとnaito移utsuろうrou辛tsuraさsa 儚hakanaさsa
富士山fujisanにni降fuるru雨ameのno 地中深chichuufukaくku下kudaりri
尽tsuきぬkinu清水shimizuとなってtonatte 人々hitobitoをwo潤uruoすsu
そんなsonna 歌utaよyo 湧waきki立taてte