I.C 歌詞 感傷ベクトル ふりがな付

ねえ いまは何なにが見みえる？

遠とおくまで波なみが揺ゆれて浅あさい熱ねつをさらっていく
暴あばれだす呼吸こきゅうだけは前まえへ行いけ、と急せき立たてる
ぼくらの呼よぶ未来みらいはとっくに不確ふたしかだって
どうしようもなく世界せかいが叫さけぶのを
そっと手てを繋つないでやりすごすよ

ぼくの目めを片方かたほうあげよう
今いまぼくにあるものすべてその手てにあげるから
きみの目めのひとつになって見みつめていよう
世界せかいを未来みらいを呼吸こきゅうを継ついで
つぎの場所ばしょへ

静しずかに砂すなが鳴ないて足あしあとを残のこしていく
先さきをいくきみの後あとを痩やせた影かげが追おいかける

ぼくらのいる季節きせつだけ強つよい風かぜに遭あって
飛とんでいく欠かけたページの行方ゆくえを
結末けつまつを答こたえを知しりたいだけ

遠とおくまで波なみが揺ゆれて浅あさい熱ねつを奪うばう

ぼくの目めを片方かたほうあげよう
今いまぼくにあるものすべてその手てにあげるから
きみの目めのひとつになって見みつめていよう
身体からだも時間じかんも自由じゆうに超こえて

振ふり絞しぼる
粉々こなごなになってくちっぽけなぼくにも
生うまれてきた意味いみを

きみの目めのひとつになって見みつめているよ
同おなじものは見みえないけど少すこしだけ解わかるよ

ぼくらの呼吸こきゅうを繋つないできみとつぎの場所ばしょへ