ひらひら舞まうバレリーナ 終おわりを渇望かつぼうしながら踊おどる
消きえそうで泣なきそうな 少女しょうじょを救すくいたかった
浴槽よくそうで丸まるまる少女しょうじょは 膨ふくらむ頭あたま 下さがる体温たいおんと
腕うでを上あげれば固かたく閉とじる震ふるえる瞼まぶた こわばる体からだ
幸しあわせを求もとめ踊おどりだす白鳥はくちょう
『知しっているのよ、その罵倒ばとうは自分じぶんに向むけた言葉ことばだってこと
劣情れつじょうを刺激しげきした、誰だれかの捌はけ口ぐちになれたなら幸しあわせ』
そう言いって笑わらう君きみの 加速かそくしたフェッテは
ひらひら舞まうバレリーナ 小ちいさな少女しょうじょを抱かかえて踊おどる
消きえそうで泣なきそうに 爪先潰つまさきつぶして踊おどる
『荒すさんだ日ひも美うつくしい言葉ことばを使つかえるよう心こころがけましょう』
何なにも知しらない僕ぼくは そんな君きみに憧あこがれて続つづけていた
小ちいさく漏もらした言葉ことば
『だったら代かわってよ』
ふらふら舞まうバレリーナ 終末感情抱しゅうまつかんじょうかかえて踊おどる
消きえそうで泣なきそうな 事切こときれたピルエット
穏おだやかで月並つきなみの幸しあわせが欲ほしかった それだけなのに
幕まくの下さがらない舞台ぶたいのよう
ふらふら立たつバレリーナ それが私わたしの役目やくめだと踊おどる
消きえそうで泣なきそうな 少女わたしを救すくいたかった
ひらひら舞まうバレリーナ 終おわりを渇望かつぼうしながら踊おどる
不器用ぶきようで泣なきそうな 君きみを救すくわなければ
ひらひらhirahira舞maうuバレリbareriーナna 終oわりをwariwo渇望katsubouしながらshinagara踊odoるru
消kiえそうでesoude泣naきそうなkisouna 少女syoujoをwo救sukuいたかったitakatta
浴槽yokusouでde丸maruまるmaru少女syoujoはha 膨fukuらむramu頭atama 下saがるgaru体温taionとto
腕udeをwo上aげればgereba固kataくku閉toじるjiru震furuえるeru瞼mabuta こわばるkowabaru体karada
幸shiawaせをsewo求motoめme踊odoりだすridasu白鳥hakuchou
『知shiっているのよtteirunoyo、そのsono罵倒batouはha自分jibunにni向muけたketa言葉kotobaだってことdattekoto
劣情retsujouをwo刺激shigekiしたshita、誰dareかのkano捌haけke口guchiになれたならninaretanara幸shiawaせse』
そうsou言iってtte笑waraうu君kimiのno 加速kasokuしたshitaフェッテfetteはha
ひらひらhirahira舞maうuバレリbareriーナna 小chiiさなsana少女syoujoをwo抱kakaえてete踊odoるru
消kiえそうでesoude泣naきそうにkisouni 爪先潰tsumasakitsubuしてshite踊odoるru
『荒susaんだnda日hiもmo美utsukuしいshii言葉kotobaをwo使tsukaえるようeruyou心kokoroがけましょうgakemasyou』
何naniもmo知shiらないranai僕bokuはha そんなsonna君kimiにni憧akogaれてrete続tsuduけていたketeita
小chiiさくsaku漏moらしたrashita言葉kotoba
『だったらdattara代kaわってよwatteyo』
ふらふらfurafura舞maうuバレリbareriーナna 終末感情抱syuumatsukanjoukakaえてete踊odoるru
消kiえそうでesoude泣naきそうなkisouna 事切kotokiれたretaピルエットpiruetto
穏odaやかでyakade月並tsukinaみのmino幸shiawaせがsega欲hoしかったshikatta それだけなのにsoredakenanoni
幕makuのno下saがらないgaranai舞台butaiのようnoyou
ふらふらfurafura立taつtsuバレリbareriーナna それがsorega私watashiのno役目yakumeだとdato踊odoるru
消kiえそうでesoude泣naきそうなkisouna 少女watashiをwo救sukuいたかったitakatta
ひらひらhirahira舞maうuバレリbareriーナna 終oわりをwariwo渇望katsubouしながらshinagara踊odoるru
不器用bukiyouでde泣naきそうなkisouna 君kimiをwo救sukuわなければwanakereba