恋文 歌詞 海援隊 ふりがな付

君きみと交かわせし恋文こいぶみを
日暮ひぐれの庭にわにて火ひに焼くべる
遠とおき昔むかしの恋こいなれば
誰だれにも知しられず隠かくすため
far away far away
白しろき煙けむりは目めに沁しみて
恋こいせし心こころを後始末あとしまつ

君きみが綴つづりし便箋びんせんの
文字もじは炎ほのおに揺ゆらめきて
火ひの粉ことなりて つぎつぎと
不思議ふしぎな文ぶん宇のきを闇やみに書かく
far away far away
そっと炎ほのおに投なげ入いれて
恋こいせし心こころを後始末あとしまつ

灰はいとなりにし恋文こいぶみを
両手りょうてですくえばさらさらと
燃もえずに指ゆびに残のこりしは
愛あいという字じの ひと文字もじか
far away far away
君きみの名前なまえを呟つぶやきて
恋こいせし心こころを懐なつかしむ
ただひと文字もじの恋文こいぶみの
ひと文字もじだけの文ぶんを読よむ