天鵞絨ビロードの空そら 抜ぬけ出だした鳥とりは
傷きずついた羽はねを そっとたたんで
凍こおりついた 硝子ガラスの月つきは
散ちらばる夢ゆめの 亡なき骸がらを照てらすよ
二に度どと 帰かえれないままで
ここから
何処どこへ行いこう
緩ゆるい風かぜの中なか 歩あるく
勇ゆう気きがほしい…
毀こわれた銀ぎん河が 描えがく螺ら旋せんは
星ほしの在処ありかを いつか示しらせるの
砂すなのように 流ながれる時ときは
音おともたてずに この胸むねを満みたすよ
二に度どと 帰かえれないままで
ここから
何処どこへ行いこう
遠とおい明日あすへ手てを 伸のばす
強つよさがほしい…
鍵かぎをかけた 胸むねの奥おく
差さし込こんだ光ひかりの音おと
何なん度ど 目め覚ざめても同おなじ
憧あこがれを 描えがくよ
二に度どと帰かえれないままで
ここから
何処どこへ行いこう
緩ゆるい風かぜの中なか 歩あるく
未み来らいが始はじまる…
天鵞絨birôdoのno空sora 抜nuけke出daしたshita鳥toriはha
傷kizuついたtsuita羽haneをwo そっとたたんでsottotatande
凍kooりついたritsuita 硝子garasuのno月tsukiはha
散chiらばるrabaru夢yumeのno 亡naki骸garaをwo照teらすよrasuyo
二ni度doとto 帰kaeれないままでrenaimamade
ここからkokokara
何処dokoへhe行iこうkou
緩yuruいi風kazeのno中naka 歩aruくku
勇yuu気kiがほしいgahoshii…
毀kowaれたreta銀gin河ga 描egaくku螺ra旋senはha
星hoshiのno在処arikaをwo いつかitsuka示shiraせるのseruno
砂sunaのようにnoyouni 流nagaれるreru時tokiはha
音otoもたてずにmotatezuni このkono胸muneをwo満miたすよtasuyo
二ni度doとto 帰kaeれないままでrenaimamade
ここからkokokara
何処dokoへhe行iこうkou
遠tooいi明日asuへhe手teをwo 伸noばすbasu
強tsuyoさがほしいsagahoshii…
鍵kagiをかけたwokaketa 胸muneのno奥oku
差saしshi込koんだnda光hikariのno音oto
何nan度do 目me覚zaめてもmetemo同onaじji
憧akogaれをrewo 描egaくよkuyo
二ni度doとto帰kaeれないままでrenaimamade
ここからkokokara
何処dokoへhe行iこうkou
緩yuruいi風kazeのno中naka 歩aruくku
未mi来raiがga始hajiまるmaru…