こいびとの昔語むかしがたりの夕暮ゆうぐれの
草野くさのが黄金きんに染そまる頃ころ
土つちの香かおりに噎むせ返かえる
山裾やますそにひとつの旗はた
雨あめに汚よごれたままで
淀よどんだ風かぜを呼よんでいる
静しずけさは立たち昇のぼり立たち昇のぼり
夏なつの日ひの僕等ぼくらの秘密ひみつは眠ねむる
白しろい旗はたの元もとに
白しろい旗はたの元もとに
紅くれないの涙なみだと焔ほのおに焼やかれて
ぼくらは何処どこまで静しずかになれるの
きらきらと朝露あさつゆを残のこした
草くさの穂ほをかきわけてかきわけて
こいびとの昔語むかしがたりのうつくしさ
寂さみしさは立たち昇のぼり立たち昇のぼり
しんしんとこの胸むねを呼よび戻もどす
静しずけさは立たち昇のぼり立たち昇のぼり
なつのひの僕ぼくらは還かえる
白しろい旗はたの元もとへ
白しろい旗はたの元もとへ
こいびとのkoibitono昔語mukashigataりのrino夕暮yuugureのno
草野kusanoがga黄金kinにni染soまるmaru頃koro
土tsuchiのno香kaoりにrini噎muせse返kaeるru
山裾yamasusoにひとつのnihitotsuno旗hata
雨ameにni汚yogoれたままでretamamade
淀yodoんだnda風kazeをwo呼yoんでいるndeiru
静shizuけさはkesaha立taちchi昇noboりri立taちchi昇noboりri
夏natsuのno日hiのno僕等bokuraのno秘密himitsuはha眠nemuるru
白shiroいi旗hataのno元motoにni
白shiroいi旗hataのno元motoにni
紅kurenaiのno涙namidaとto焔honooにni焼yaかれてkarete
ぼくらはbokuraha何処dokoまでmade静shizuかになれるのkaninareruno
きらきらとkirakirato朝露asatsuyuをwo残nokoしたshita
草kusaのno穂hoをかきわけてかきわけてwokakiwaketekakiwakete
こいびとのkoibitono昔語mukashigataりのうつくしさrinoutsukushisa
寂samiしさはshisaha立taちchi昇noboりri立taちchi昇noboりri
しんしんとこのshinshintokono胸muneをwo呼yoびbi戻modoすsu
静shizuけさはkesaha立taちchi昇noboりri立taちchi昇noboりri
なつのひのnatsunohino僕bokuらはraha還kaeるru
白shiroいi旗hataのno元motoへhe
白shiroいi旗hataのno元motoへhe