雨中遊泳 歌詞 Plastic Tree ふりがな付

雨あめはただ 堕おちることに一途いちず それに多分たぶん 人ひとは似にているんだろう
目めも口くちも指ゆびも胸むねもその他ほかも くっつけて一ひとつごっこ

メトロノームみたく 揺ゆれる夢ゆめと現うつつ
どちらを覗のぞいても まだ きっと同おなじこと

偶然出逢ぐうぜんであえただけ だから今日きょうで 突然終とつぜんおわって
そんな風ふうに僕ぼくら あとはいくつ 意味いみを失うしなう
出口見でぐちみえなくなる きらきらで 雨あまざらし

雨あめひとつ 堕おちてく速度そくどほど まっすぐに 届とどく僕ぼくがあれば
水みずたまり映うつる君きみの顔かおも 笑えみ浮うかべ いろんなとこ

狭せまい世界せかいだったなぁ だから会あえたのかなぁ
案外簡単あんがいかんたんだったなぁ なんて嘯うそぶけば

目眩めまいの渦うずの中なか 連つれてかれて 傘かさもなくなった
知しらないふりしながら 濡ぬれてるのに 理由りゆうは要いらないや
咲さいて散ちればいいって つらつらと 降ふるばかり

過すぎ去さりし日々ひびなど徒然つれづれは 戯言同然ざれごとどうぜん くずかごへ
聡明そうめいなあなたなら捨すててね 次つぎの台本用意だいほんよういして

偶然出逢ぐうぜんであえただけ だから今日きょうで 突然終とつぜんおわって
そんな風ふうに僕ぼくら あとはいくつ 意味いみを失うしなう
必然ひつぜんのさよならで 昨日きのうはもう 不自然ふしぜんになって
こんな風ふうに全部ぜんぶ 流ながれるけど 忘わすれたくないなぁ
出口見でぐちみえなくなる きらきらに 惑まどう

ふいに明日みらいになり 見上みあげたら 雨あめはいない