浅あさい夢ゆめの中なか
濡ぬれた少年しょうねんはやがて
黒くろい蜃気楼しんきろうと
硝煙しょうえんの香かおりに
目覚めざめる
ココハドコ?
ワタシハダレ?
夢ゆめから覚さめても
まるで知しらない世界せかい
あてもなく歩あるき出だす
光ひかりさえかすむような
流ながれては落おちてゆく星ほし
赤あかい傷跡きずあとを残のこして
頭あたまの中なか 割われるような静寂せいじゃく
生なまぬるい雨あめさえも
むしろ心地良ここちよく
瓦礫がれきの森もりの中なか
少年しょうねんはつぶやく
ドチラヘイカウ
カゼガフク
からっぽの胸むねに
ふいに芽生めばえた衝動しょうどう
裸足はだしのまま走はしり出だす
鮮あざやかに束たばねた
再生さいせいの翼つばさで
光ひかりさえ遠とおざける
スピードで闇やみを切きり裂さく
燃もえ尽つきるほど高たかくへ
翼つばさを溶とかされて
落おちていく少年しょうねんは
もう一度いちど夢ゆめの中なかへ
また目覚めざめる
その時ときまで
浅asaいi夢yumeのno中naka
濡nuれたreta少年syounenはやがてhayagate
黒kuroいi蜃気楼shinkirouとto
硝煙syouenのno香kaoりにrini
目覚mezaめるmeru
ココハドコkokohadoko?
ワタシハダレwatashihadare?
夢yumeからkara覚saめてもmetemo
まるでmarude知shiらないranai世界sekai
あてもなくatemonaku歩aruきki出daすsu
光hikariさえかすむようなsaekasumuyouna
流nagaれてはreteha落oちてゆくchiteyuku星hoshi
赤akaいi傷跡kizuatoをwo残nokoしてshite
頭atamaのno中naka 割waれるようなreruyouna静寂seijaku
生namaぬるいnurui雨ameさえもsaemo
むしろmushiro心地良kokochiyoくku
瓦礫garekiのno森moriのno中naka
少年syounenはつぶやくhatsubuyaku
ドチラヘイカウdochiraheikau
カゼガフクkazegafuku
からっぽのkarappono胸muneにni
ふいにfuini芽生mebaえたeta衝動syoudou
裸足hadashiのままnomama走hashiりri出daすsu
鮮azaやかにyakani束tabaねたneta
再生saiseiのno翼tsubasaでde
光hikariさえsae遠tooざけるzakeru
スピsupiードdoでde闇yamiをwo切kiりri裂saくku
燃moえe尽tsuきるほどkiruhodo高takaくへkuhe
翼tsubasaをwo溶toかされてkasarete
落oちていくchiteiku少年syounenはha
もうmou一度ichido夢yumeのno中nakaへhe
またmata目覚mezaめるmeru
そのsono時tokiまでmade