スプリット・ミルク 歌詞 The Sketchbook ふりがな付

本当ほんとうは僕ぼくにも 単純たんじゅんな心こころで
夜明よあけを待まっていることとか

曖昧あいまいなままでも 一切いっさい構かまわないし
実際じっさいはそんなものさとか

理由りゆうはなんだって そこに羽はねが生はえて
どこまでも届とどく 羽はばたきを知しった

ミルクティーが 冷さめる前まえに 始はじめられるなら
その向むこうで そっと咲さいた あの笑顔えがおに間まに合あうように

回転かいてんが止やまないんだ 安心あんしんを言葉ことばで
何回なんかいも確たしかめたから

空想くうそうの空そらでも 大体だいたい違ちがわないし
そっちはどんな風ふうだったとか

理由りゆうがなくたって いつか羽はねが生はえて
心こころまで届とどく 羽はばたきを知しった

ミルクティーが 冷さめる前まえに 始はじめられるなら
その向むこうで そっと咲さいた あの笑顔えがおに間まに合あうように
こぼさないで 始はじめられるなら
その向むこうで そっと咲さいた 静しずけさを追おいかけて

傾かたむきの兆きざしを 月つきに 打うち明あけたいな
騒さわぐ 気持きもちを抑おさえて 見みつめ続つづけられればいいな

ミルクティーが 冷さめる前まえに 溶とかした想おもいを
いま向むこうで そっと咲さいた 願ねがいに捧ささげよう

あと少すこしだ ぼくがそっと 抱かかえ込こんだカップの
底そこの方ほうに 見みえるような ささやかな痛いたみの前まえに
沈しずむ前まえに 始はじめられたなら
その向むこうで きっと咲さいた あの笑顔えがおに間まに合あうように

そんな風ふうに
祈いのるように
夢ゆめみていた