長ながい通とおりを抜ぬけ 四よつ角かどを左ひだりへ
そこは小麦こむぎが揺ゆれる 若わかいぼくらの世界せかい
失うしなうものなどないのさ
鈍色にびいろの記憶きおくが今朝けさの空気くうきと混まじる
「どうしたいの?」と言いったきみは小ちいさく笑わらい
ヴィクトルの小説しょうせつに栞しおりを刺さす
泡あわになったスーベニア いつかきっと飛とべるさ
せつない夜空よぞらには朝焼あさやけを
7月がつ14日にち 人波ひとなみが街まちをいく
この国くにの王様おうさまは誰だれが決きめたんだろう
顔かおも知しらないのに
裸足はだしになったバージニア 種火たねびはいつもここにある
未来みらいは確たしかにぼくらを知しってる
当あたり前まえだったことは当あたり前まえじゃなくなるよ
例たとえばきみに白しろい翼つばさが生はえてもぼくは笑わらったりしないからさ
泡あわになったスーベニア いつかきっと飛とべるさ
二十歳はたちになったバージニア 種火たねびはずっとここにある
ぼくらはいつまでも朝焼あさやけを待まつ
長nagaいi通tooりをriwo抜nuけke 四yoつtsu角kadoをwo左hidariへhe
そこはsokoha小麦komugiがga揺yuれるreru 若wakaいぼくらのibokurano世界sekai
失ushinaうものなどないのさumononadonainosa
鈍色nibiiroのno記憶kiokuがga今朝kesaのno空気kuukiとto混maじるjiru
「どうしたいのdoushitaino?」とto言iったきみはttakimiha小chiiさくsaku笑waraいi
ヴィクトルvikutoruのno小説syousetsuにni栞shioriをwo刺saすsu
泡awaになったninattaスsuーベニアbenia いつかきっとitsukakitto飛toべるさberusa
せつないsetsunai夜空yozoraにはniha朝焼asayaけをkewo
7月gatsu14日nichi 人波hitonamiがga街machiをいくwoiku
このkono国kuniのno王様ousamaはha誰dareがga決kiめたんだろうmetandarou
顔kaoもmo知shiらないのにranainoni
裸足hadashiになったninattaバbaージニアjinia 種火tanebiはいつもここにあるhaitsumokokoniaru
未来miraiはha確tashiかにぼくらをkanibokurawo知shiってるtteru
当aたりtari前maeだったことはdattakotoha当aたりtari前maeじゃなくなるよjanakunaruyo
例tatoえばきみにebakimini白shiroいi翼tsubasaがga生haえてもぼくはetemobokuha笑waraったりしないからさttarishinaikarasa
泡awaになったninattaスsuーベニアbenia いつかきっとitsukakitto飛toべるさberusa
二十歳hatachiになったninattaバbaージニアjinia 種火tanebiはずっとここにあるhazuttokokoniaru
ぼくらはいつまでもbokurahaitsumademo朝焼asayaけをkewo待maつtsu