裂さけて弾はじける様ような
怒いかり持もて今日きょうは
又また、茜入あかねいり日ひの中なか
薄うすらぎて霞かすみか雲くもか
梢こずえを揺ゆらしているのは
都市としの木枯こがらし
吹ふき曝さらしの一日いちにちは
くれてやるから連つれて去され
今いま、西日街にしびまちを打うてり
宵待よいまつ人波ひとなみに
吹ふき抜ぬけ吠ほえる
風かぜの音おと
遠とおく連つらね連つらなる
甍いらかの波なみを
埒らちも無なく眺ながめていた
寒空さむぞらに冴さえて青あおい月つき
午前四時ごぜんよじの風景画ふうけいが
四辻よつつじに路地ろじ
彼かれらの背中せなかは消きえる
擦すれ違ちがう日々ひびの狭間はざまに
今いま、朝日街あさひまちを撃うてり
徒労とろうの始はじまりに
聞きこえ来くるのは
風かぜの音おと
響ひびき渡わたる数多あまたの夢ゆめ
水みずは流ながれ
空そらに星ほし
野のには徒花あだばな
風かぜの中なか
裂saけてkete弾hajiけるkeru様youなna
怒ikaりri持moてte今日kyouはha
又mata、茜入akaneiりri日hiのno中naka
薄usuらぎてragite霞kasumiかka雲kumoかka
梢kozueをwo揺yuらしているのはrashiteirunoha
都市toshiのno木枯kogaらしrashi
吹fuきki曝saraしのshino一日ichinichiはha
くれてやるからkureteyarukara連tsuれてrete去saれre
今ima、西日街nishibimachiをwo打uてりteri
宵待yoimaつtsu人波hitonamiにni
吹fuきki抜nuけke吠hoえるeru
風kazeのno音oto
遠tooくku連tsuraねne連tsuraなるnaru
甍irakaのno波namiをwo
埒rachiもmo無naくku眺nagaめていたmeteita
寒空samuzoraにni冴saえてete青aoいi月tsuki
午前四時gozenyojiのno風景画fuukeiga
四辻yotsutsujiにni路地roji
彼kareらのrano背中senakaはha消kiえるeru
擦suれre違chigaうu日々hibiのno狭間hazamaにni
今ima、朝日街asahimachiをwo撃uてりteri
徒労torouのno始hajiまりにmarini
聞kiこえkoe来kuるのはrunoha
風kazeのno音oto
響hibiきki渡wataるru数多amataのno夢yume
水mizuはha流nagaれre
空soraにni星hoshi
野noにはniha徒花adabana
風kazeのno中naka