初はじめて買かった金魚鉢きんぎょばち
お祭まつりでとれる金魚きんぎょは弱よわいから
すぐ死しんじゃうって誰だれか言いってた
今朝けさも一匹水面いっぴきみなもに浮ういた 泣なきながらそっと手ての平ひらにのせた
大事だいじにしてた 名前なまえも付つけたのに何故なぜかしら? 金魚鉢きんぎょばちのぞくの怖こわかった
この部屋へやに私以外わたしいがいの命いのちの気配けはいをただ少すこし増ふやしたかっただけよ
一度いちども接吻くちづけする事ことは無なかった
赤あかくて無力むりょくなあの子この唇くちびる
初はじめて買かった金魚鉢きんぎょばち
お祭まつりでとれる金魚きんぎょは弱よわいから
すぐ死しんじゃうって誰だれか言いってた
今朝けさも一匹水面いっぴきみなもに浮ういた 泣なきながらそっと手ての平ひらにのせた
やけに涼すずしい 夕焼ゆうやけによく似にた悲かなしい色いろが独ひとりの午後ごごに滲にじんだ
この部屋へやにさげすんだ空気くうきだけを残のこして空からっぽの鉢はちは私わたしを笑わらう
何度なんども接吻くちづけしておけばよかった
あまりに非力ひりきな私わたしの唇くちびる
きっと私わたしが夢ゆめを見みてたの
それはまだ見みぬ満みち足たりた世界せかい
考かんがえてはじっと胸むねを焦こがしてた
小ちいさな体からだぶつけながら 必死ひっしでそう、泳およぎさまよって・・・・
初はじめて買かった金魚鉢きんぎょばち
お祭まつりでとれる金魚きんぎょは弱よわいから
すぐ死しんじゃうって誰だれか言いってた
今朝けさも一匹いっぴき 水面みなもに浮ういた 泣なきながらそっと手ての平ひらにのせた・・・・
私わたしに残のこされた最後さいごの夏なつも静しずかに手てを振ふった
あなたと過すごした最初さいしょの夏なつが静しずかに息いきを止とめた
初hajiめてmete買kaったtta金魚鉢kingyobachi
おo祭matsuりでとれるridetoreru金魚kingyoはha弱yowaいからikara
すぐsugu死shiんじゃうってnjautte誰dareかka言iってたtteta
今朝kesaもmo一匹水面ippikiminamoにni浮uいたita 泣naきながらそっとkinagarasotto手teのno平hiraにのせたninoseta
大事daijiにしてたnishiteta 名前namaeもmo付tsuけたのにketanoni何故nazeかしらkashira? 金魚鉢kingyobachiのぞくのnozokuno怖kowaかったkatta
このkono部屋heyaにni私以外watashiigaiのno命inochiのno気配kehaiをただwotada少sukoしshi増fuやしたかっただけよyashitakattadakeyo
一度ichidoもmo接吻kuchidukeするsuru事kotoはha無naかったkatta
赤akaくてkute無力muryokuなあのnaano子koのno唇kuchibiru
初hajiめてmete買kaったtta金魚鉢kingyobachi
おo祭matsuりでとれるridetoreru金魚kingyoはha弱yowaいからikara
すぐsugu死shiんじゃうってnjautte誰dareかka言iってたtteta
今朝kesaもmo一匹水面ippikiminamoにni浮uいたita 泣naきながらそっとkinagarasotto手teのno平hiraにのせたninoseta
やけにyakeni涼suzuしいshii 夕焼yuuyaけによくkeniyoku似niたta悲kanaしいshii色iroがga独hitoりのrino午後gogoにni滲nijiんだnda
このkono部屋heyaにさげすんだnisagesunda空気kuukiだけをdakewo残nokoしてshite空karaっぽのppono鉢hachiはha私watashiをwo笑waraうu
何度nandoもmo接吻kuchidukeしておけばよかったshiteokebayokatta
あまりにamarini非力hirikiなna私watashiのno唇kuchibiru
きっとkitto私watashiがga夢yumeをwo見miてたのtetano
それはまだsorehamada見miぬnu満miちchi足taりたrita世界sekai
考kangaえてはじっとetehajitto胸muneをwo焦koがしてたgashiteta
小chiiさなsana体karadaぶつけながらbutsukenagara 必死hisshiでそうdesou、泳oyoぎさまよってgisamayotte・・・・
初hajiめてmete買kaったtta金魚鉢kingyobachi
おo祭matsuりでとれるridetoreru金魚kingyoはha弱yowaいからikara
すぐsugu死shiんじゃうってnjautte誰dareかka言iってたtteta
今朝kesaもmo一匹ippiki 水面minamoにni浮uいたita 泣naきながらそっとkinagarasotto手teのno平hiraにのせたninoseta・・・・
私watashiにni残nokoされたsareta最後saigoのno夏natsuもmo静shizuかにkani手teをwo振fuったtta
あなたとanatato過suごしたgoshita最初saisyoのno夏natsuがga静shizuかにkani息ikiをwo止toめたmeta