ラフスケッチ 歌詞 三月のパンタシア ふりがな付

考かんがえ事ごとをしてた バスに揺ゆられながら
さっきはじめて会あった 君きみのことを思おもい出だしてた

キャンバスに描かかれた 笑わらわない少女しょうじょの絵え
窓まどガラスに映うつった 可愛かわいくない私わたしみたいだな

どうして苦くるしくなるんだろう?
何なにひとつまだ知しらないのに
いつもの街並まちなみが少すこしだけ
違ちがって見みえた

さっきまでさっきまで 忘わすれてた
寂さびしがりで泣なき虫むしな私わたしを
もう二度にどと誰だれかを
好すきになることなんてないって思おもってた

友達ともだちの話はなしさえ どこか上うわの空そらで
さっきはじめて会あった 君きみのことを思おもい出だしてた

人見知ひとみしりなとことか 住すんでるところとか
時折ときおり見みせてくれる 不器用ぶきようだけど優やさしい笑顔えがおとか

どうして嬉うれしくなるんだろう?
少すこししかまだ知しらないのに
新あらたなキャンバスの上うえに
そっと君きみの輪郭りんかくを描えがく

コスモスが揺ゆれる帰かえり道みち
君きみにも見みせてあげたい
ふたりで描えがく世界せかいなら
見みてみたいと思おもった

さっきまでさっきまで
忘わすれてた怖こわがりで弱虫よわむしな私わたしは
何度なんどもいつでも
逃にげてばかりだったけどねえ・・・

さっきからさっきから
気きづいていた 胸むねの中なか 静しずかに叩たたく音おと
もう一度いちど誰だれかを
好すきになってもいいかな?問といかけてみる

なつかしい風かぜに吹ふかれ
歩あるき出だした