とある仮想と 歌詞 cali≠gari ふりがな付

あの延々えんえんと鳴なり響ひびく鐘かねの音ねに導みちびかれて群衆ぐんしゅうは乱みだれる
自みずからの意思いしとは無関係むかんけいに暴あばれだしてまた誰だれかを傷きずつけて
少すこしだけ汚よごれ壊こわれたように振ふる舞まい姿すがたを変かえてしまうだろう
だからもう ただ都合つごうのいい歩行ほこうを続つづけた代償だいしょうを あがく他ほかはない

何度なんども繰くり返かえして
「今いま」帰かえる場所ばしょはなく
何故なぜだか悲かなしそうに
サヨナラ 奪うばわれたように嘆なげく

手てにした全すべてにもう
どうして満みたされてく
目覚めざめてまた喪失そうしつ
でもまた何処どこへでも行いける筈はずと

覚悟かくごの先さきに闇やみを隔へだて
やがて出会であうまで胸むねに仕舞しまい込こむ
躍動やくどうと歓喜かんき 分わかち合あえるだろう
待まちわびた瞬間しゅんかんを宇宙うちゅうに例たとえただ酔よう

さあ結末けつまつを思おもい描えがけ
無軌道むきどうは絡からまり未知みちを示しめしている
死しぬまで生いけば想おもうまま言いえるだろう
最後さいごなら振ふり切きって今夜こんや 爆発ばくはつしよう

連つらなるように向むかう先さきで
待まち受うける見みた事こともない場面ばめんを
期待きたいして焦こがれて抱だいて抱だかれて
投なげ出だしてしまいたい夜よるに疼うずく衝動しょうどう