誰だれにも告つげずに何処どこかへ消きえてしまおう
行方ゆくえを北風きたかぜにも追おわれぬ遠とおい場所ばしょまで
君きみへの想おもいを模かたどる唇くちびるから
別わかれの言葉ことばが音おともなく滲にじむ
氷こおりを隔へだてて笑えみかける少女しょうじょの影かげは
僅わずかも揺ゆらめかず
あの絵えの中なかで咲さく花はなの残のこり香がのよう
自分じぶんの姿すがたも声こえも忘わすれてしまおう
未来みらいも記憶きおくも僕ぼくをつくるもの全すべて
精神せいしんと物質ぶっしつを交まじえる掌てのひらから
伝つたわる熱ねつには紅色べにいろが芽吹めぶく
氷こおりが割われたら 君きみまでも失うしなうことは
気付きづいていたのに春はるを待まつ振ふりをし続つづけて
ふと覚さめた夢ゆめの透すき間ま
何なにを望のぞんでいたのだろう
雪消ゆききえの前まえに 僕ぼくは笑えみを返かえしたい
凍いてる君きみに触ふれながら
このまま二人ふたりで跡あとなく溶とけてしまおう
涙なみだも血潮ちしおも流ながれぬ遠とおい異国いこくへと
誰dareにもnimo告tsuげずにgezuni何処dokoかへkahe消kiえてしまおうeteshimaou
行方yukueをwo北風kitakazeにもnimo追oわれぬwarenu遠tooいi場所basyoまでmade
君kimiへのheno想omoいをiwo模katadoるru唇kuchibiruからkara
別wakaれのreno言葉kotobaがga音otoもなくmonaku滲nijiむmu
氷kooriをwo隔hedaててtete笑eみかけるmikakeru少女syoujoのno影kageはha
僅wazuかもkamo揺yuらめかずramekazu
あのano絵eのno中nakaでde咲saくku花hanaのno残nokoりri香gaのようnoyou
自分jibunのno姿sugataもmo声koeもmo忘wasuれてしまおうreteshimaou
未来miraiもmo記憶kiokuもmo僕bokuをつくるものwotsukurumono全subeてte
精神seishinとto物質busshitsuをwo交majiえるeru掌tenohiraからkara
伝tsutaわるwaru熱netsuにはniha紅色beniiroがga芽吹mebuくku
氷kooriがga割waれたらretara 君kimiまでもmademo失ushinaうことはukotoha
気付kiduいていたのにiteitanoni春haruをwo待maつtsu振fuりをしriwoshi続tsuduけてkete
ふとfuto覚saめたmeta夢yumeのno透suきki間ma
何naniをwo望nozoんでいたのだろうndeitanodarou
雪消yukikiえのeno前maeにni 僕bokuはha笑eみをmiwo返kaeしたいshitai
凍iてるteru君kimiにni触fuれながらrenagara
このままkonomama二人futariでde跡atoなくnaku溶toけてしまおうketeshimaou
涙namidaもmo血潮chishioもmo流nagaれぬrenu遠tooいi異国ikokuへとheto