サヨナラはカタカナだった その後あとは文字もじが無なく
二ふたつ折おり メモの残のこり香か 曖昧あいまいな文ぶん
突然とつぜん 遭あった通とおり雨あめ 細ほそい路地ろじ ふと流ながされて
雨宿あまやどりみたいな夜よるが 離はなれられない 糸いとを結むすんでいたよ
いつまでも覚おぼえているのは ガラス窓まど 濡ぬれた髪かみ
二十六にじゅうろく夜やの朧月おぼろづき 見上みあげる背中せなか
この街まちの嘘うそに疲つかれて 他愛たわいない優やさしさ求もとめ
内うちポケットに隠かくした笑顔えがお 時折ときおり眺ながめた
何なにひとつ欲ほしいものはなくて 触ふれてれば満みたされていて
戸惑とまどう紐ひもを解とくように 露あらわな素顔すがお 包つつむように抱だいた
いつからか哀かなしみの色いろも 優やさしさの色いろに変かわる
星ほしの消きえた街角まちかどの空そら 流ながれる夜よる雲くも
微睡まどろむ白日はくじつ夢ゆめの中なかに ぼんやり君きみが佇たたずむ
声こえをかけたら覚さめそうで ただこのまま瞼まぶた閉とじて眠ねむろう
いつからか哀かなしみの色いろも 優やさしさの色いろに変かわる
星ほしの消きえた街角まちかどの空そら 流ながれる夜よる雲くも
いつまでも覚おぼえているのは ガラス窓まど 濡ぬれた髪かみ
二十六にじゅうろく夜やの朧月おぼろづき 見上みあげる背中せなか
サヨナラsayonaraはhaカタカナkatakanaだったdatta そのsono後atoはha文字mojiがga無naくku
二futaつtsu折oりri メモmemoのno残nokoりri香ka 曖昧aimaiなna文bun
突然totsuzen 遭aったtta通tooりri雨ame 細hosoいi路地roji ふとfuto流nagaされてsarete
雨宿amayadoりみたいなrimitaina夜yoruがga 離hanaれられないrerarenai 糸itoをwo結musuんでいたよndeitayo
いつまでもitsumademo覚oboえているのはeteirunoha ガラスgarasu窓mado 濡nuれたreta髪kami
二十六nijuuroku夜yaのno朧月oboroduki 見上miaげるgeru背中senaka
このkono街machiのno嘘usoにni疲tsukaれてrete 他愛tawaiないnai優yasaしさshisa求motoめme
内uchiポケットpokettoにni隠kakuしたshita笑顔egao 時折tokiori眺nagaめたmeta
何naniひとつhitotsu欲hoしいものはなくてshiimonohanakute 触fuれてればretereba満miたされていてtasareteite
戸惑tomadoうu紐himoをwo解toくようにkuyouni 露araわなwana素顔sugao 包tsutsuむようにmuyouni抱daいたita
いつからかitsukaraka哀kanaしみのshimino色iroもmo 優yasaしさのshisano色iroにni変kaわるwaru
星hoshiのno消kiえたeta街角machikadoのno空sora 流nagaれるreru夜yoru雲kumo
微睡madoroむmu白日hakujitsu夢yumeのno中nakaにni ぼんやりbonyari君kimiがga佇tatazuむmu
声koeをかけたらwokaketara覚saめそうでmesoude ただこのままtadakonomama瞼mabuta閉toじてjite眠nemuろうrou
いつからかitsukaraka哀kanaしみのshimino色iroもmo 優yasaしさのshisano色iroにni変kaわるwaru
星hoshiのno消kiえたeta街角machikadoのno空sora 流nagaれるreru夜yoru雲kumo
いつまでもitsumademo覚oboえているのはeteirunoha ガラスgarasu窓mado 濡nuれたreta髪kami
二十六nijuuroku夜yaのno朧月oboroduki 見上miaげるgeru背中senaka