Paper Flower 歌詞 米津玄師 ふりがな付

言葉ことばが出でない 何なにをしていても 最後さいごに残のこるのは グズついた 愛あい
祈いのるように眠ねむる あなたを見みていた
車くるまは向むかう トンネルを通とおり ストローみたいに あなたの胃いの 中なかへ
祈いのるように眠ねむる あなたを見みていた

広告こうこくに悪意あくいのグラフィティ ボコボコの自動販売機じどうはんばいき
知しった風ふうにはにかんでみたり 知しらないふりでニヤついてみたり
陸橋りっきょうの手てすりに登のぼり お月様つきさま眺ながめてふらり
ほころんだ空洞くうどうの中なかで ここだけが世界せかいの終おわり

言いいたいことなんてそんなない 想像そうぞうより二人ふたりはくだらない
白しらけた日々ひびよ泡あわになれ ハレルヤ

目めの前まえの思おもい出でが消きえていく
あの時ときあなたはなぜ泣ないていたの?
花はなが落おちるスピードで歩あるいていく
止とまることのないメリーゴーラウンド

寝室しんしつから出でるとそこはまた寝室しんしつ 部屋へやを出でる自分じぶんの背中せなかが見みえた
祈いのるように眠ねむる あなたを見みていた
清潔せいけつな空気くうきで汚よごれてしまった 窓まどの外そとブランコが揺ゆれるお庭にわ
祈いのるように眠ねむる あなたを見みていた

遠とおくで湧わき上あがるコメディ その裏うらに隠かくしたトラジティ
フィキサチーフで仕上しあげたヒューマニティ 巧妙こうみょうに謳うたった神様かみさまのパロディ
7号線ごうせんレイトショー帰かえり 全すべてがスロウになるあまり
喧騒けんそうさえ眠ねむる最中さなかで ここだけが世界せかいの終おわり

言いいたいことなんてそんなない 想像そうぞうより二人ふたりはくだらない
白しらけた日々ひびよ泡あわになれ ハレルヤ

積つみ上あげた塔とうが崩くずれていく
所詮しょせんその程度ていどの知育ちいく玩具がんぐ
私わたしは未いまだにあなたへと
渡わたすブーケを作つくる陰気いんきなデザイナー

目めの前まえの思おもい出でが消きえていく
あの時ときあなたはなぜ泣ないていたの?
花はなが落おちるスピードで歩あるいていく
止とまることのないメリーゴーラウンド

積つみ上あげた塔とうが崩くずれていく
所詮しょせんその程度ていどの知育ちいく玩具がんぐ
私わたしは未いまだにあなたへと
渡わたすブーケを作つくる陰気いんきなデザイナー