詩人の魂 歌詞 高英男 ふりがな付

歌うたは街々まちまちに ながれてゆくよ
風かぜにのって ながれる
ロンタン ロンタン
その古ふるい歌うたのふしは
いたく胸むねにしみて
喜よろこびか 悲かなしみか
はた胸むねのときめきか
ラララ ラララ…
ロンタン ロンタン
その古ふるい歌うたのふしは
いたく胸むねにしみて

"詩人しじんが死しんでしばらくしばらくしてから
その歌うたは街まちの中なかに流ながれてゆく
人々ひとびとはその歌うたを誰だれが作つくった歌うたかも
知しらないで口くちずさんでいる
娘むすめも若者わかものもおじいさんもおばあさんも
金持かねもちも芸術家げいじゅつかもそして貧乏人びんぼうにんも
みんな彼かれの歌うたを口くちずさんでいる
誰だれが作つくった歌うたかも知しらないで
詩人しじんが死しんでしばらくしばらくしてから
その歌うたは街まちの中なかに静しずかに流ながれてゆく"

ロンタン ロンタン
その古ふるい歌うたのふしは
くずれた壁かべにしみて
並木なみきのこずえをぬらして
裏うら街まちに消きえてゆく
歌うたのぬしも知しらずに
ロンタン ロンタン…