海賊と黒い海 歌詞 スガシカオ ふりがな付

赤信号あかしんごうが濡ぬれた横断歩道おうだんほどうに映うつる
ぼくら以外いがいの人類じんるいはもう寝ねてしまった水曜日すいようび
君きみとただ人差ひとざし指ゆびでつながったまま
あと100年ねんはやみそうにない雨あめで道路どうろは黒くろい海うみのよう

君きみが笑顔えがおに戻もどれる地図ちずなら
海賊かいぞくからぽくが取とり戻もどすよ

光ひかりすらない海うみの底そこみたいな
孤独こどくにのみ込こまれても
君きみがその手てを離はなさずいてくれたら
ぼくの鼓動こどうはいつも近ちかくにある
ねえ灯台とうだいみたいファミレスの灯あかりぼおっと光ひかる
心こころの位置いちがいつもより沈しずんでいる水曜日すいようび
水みずたまり映うつし出だされた
もう一ひとつの街まち
もう一ひとつの今日きょう
もう一人ひとりの君きみとぼくが
こちらをのぞいてる

忘わすれたはずのあの日々ひび
まだ心こころのひだで膿うんでいるんでしよ？

いつか自分じぶんでも逆さからえぬまま
自分じぶんにサヨナラしそうな日ひ
君きみがこの手てを離はなさずいてくれたら
ぼくは君きみの手てを握にぎり返かえすよ

信号しんごうが青あおに変かわる
海図かいずもない海うみへ
ぼくと一緒いっしょに…

月つきも星ほしもない海うみに浮うかんで
全すべてをあきらめてしまう夜よる
君きみがこの手てを離はなさずいてくれたら
ぼくが必かならず朝日あさひを連つれていくよ

黒くろい海うみの底そこみたいな
孤独こどくにのみ込こまれても
君きみがその手てを離はなさずいてくれたら
ぼくの鼓動こどうはいつも近ちかくにある