俯うつむいた顎あご、滴しずくが萌もゆる口くちの端はしは光ひかっていた。
古ふるぼけた夜道よみちの、すっとぼけた灯あかりたち、寝ねぼけた僕ぼく、はっと目覚めさとるめる。
幻想的げんそうてきな夜道よみちの、抒情的じょじょうてきな灯あかりたち、それは君きみのせいだ。
君きみの髪かみに挿さした簪かんざしの音おと、涼すずやかに僕ぼくに響ひびいた。
真夏まなつに君きみが作つくりだす世界せかい、僕ぼくは直視ちょくしできない。
眩まぶしい君きみのそのシルエット、夏氷差なつこおりざし出だし、覗のぞく。
「もしも僕ぼくが君きみの恋人こいびとだったらって、想像そうぞうしたことがあると思おもう?」
そんな軽口かるくちだって、空想くうそうでしか言いえないよ。
絶対君ぜったいきみは笑わらう。
君きみが口くちに運はこぶ氷こおりを見みたら、しろしろと僕ぼくも溶とけ出だす。
僕ぼくは夢見ゆめみる、君きみを。
僕ぼくが誘さそって、手てをつなぐ。
真夏まなつに君きみが作つくりだす世界せかい、僕ぼくは直視ちょくしできない。
眩まぶしい君きみのそのシルエット、夏氷差なつこおりざし出だし、覗のぞく。
どこかで、運命うんめいよ間違まちがえてくれよ、僕ぼくはまだ夢見ゆめみてる。
きっと次つぎの人生じんせいで、もっと君きみと近ちかくなる。
一緒いっしょに氷こおり、食たべている。
俯utsumuいたita顎ago、滴shizukuがga萌moゆるyuru口kuchiのno端hashiはha光hikaっていたtteita。
古furuぼけたboketa夜道yomichiのno、すっとぼけたsuttoboketa灯akaりたちritachi、寝neぼけたboketa僕boku、はっとhatto目覚mesatoruめるmeru。
幻想的gensoutekiなna夜道yomichiのno、抒情的jojoutekiなna灯akaりたちritachi、それはsoreha君kimiのせいだnoseida。
君kimiのno髪kamiにni挿saしたshita簪kanzashiのno音oto、涼suzuやかにyakani僕bokuにni響hibiいたita。
真夏manatsuにni君kimiがga作tsukuりだすridasu世界sekai、僕bokuはha直視chokushiできないdekinai。
眩mabuしいshii君kimiのそのnosonoシルエットshiruetto、夏氷差natsukoorizaしshi出daしshi、覗nozoくku。
「もしもmoshimo僕bokuがga君kimiのno恋人koibitoだったらってdattaratte、想像souzouしたことがあるとshitakotogaaruto思omoうu?」
そんなsonna軽口karukuchiだってdatte、空想kuusouでしかdeshika言iえないよenaiyo。
絶対君zettaikimiはha笑waraうu。
君kimiがga口kuchiにni運hakoぶbu氷kooriをwo見miたらtara、しろしろとshiroshiroto僕bokuもmo溶toけke出daすsu。
僕bokuはha夢見yumemiるru、君kimiをwo。
僕bokuがga誘sasoってtte、手teをつなぐwotsunagu。
真夏manatsuにni君kimiがga作tsukuりだすridasu世界sekai、僕bokuはha直視chokushiできないdekinai。
眩mabuしいshii君kimiのそのnosonoシルエットshiruetto、夏氷差natsukoorizaしshi出daしshi、覗nozoくku。
どこかでdokokade、運命unmeiよyo間違machigaえてくれよetekureyo、僕bokuはまだhamada夢見yumemiてるteru。
きっとkitto次tsugiのno人生jinseiでde、もっとmotto君kimiとto近chikaくなるkunaru。
一緒issyoにni氷koori、食taべているbeteiru。