何なにも浮うかばず 何なにも沈しずまず 静しずかな丘おかで
隣となりの君きみは遠とおい目めをして いつものポーカーフェイス
今夜こんやの風かぜは北きたよりの風かぜ 冷ひえた三日月みかづき
踊おどる街頭がいとう 滑すべる人影ひとかげ ジオラマの街まち
一粒ひとつぶの欠片かけらはただ ゆっくりと甘あまく溶とけるだろう
「君きみだけは守まもれるさ」と 寂さびしがりやのプライド
青あおい画用紙がようしと白しろい綿毛わたげを 夜よるに被かぶせて
白熱灯はくねつとうの笠かさを外はずせば 昼ひるの街並まちなみ
溜息ためいきを吹ふきかければ ほら 雨雲あまぐもの出来上できあがり
「このまま消きえてしまえ」と卑怯者ひきょうものの黒魔術くろまじゅつ
一粒ひとつぶの欠片かけらはまだ 溶とけず苦にがく冷つめたいまま
思おもわず噛かみ砕くだいたら 覚さめた夢ゆめ 崩くずれた街まち
「最初さいしょからやり直なおし」と 二度寝にどねする臆病者おくびょうもの
夕焼ゆうやけの作つくり方かたは 君きみのセンスに任まかすよ
何naniもmo浮uかばずkabazu 何naniもmo沈shizuまずmazu 静shizuかなkana丘okaでde
隣tonariのno君kimiはha遠tooいi目meをしてwoshite いつものitsumonoポpoーカkaーフェイスfeisu
今夜konyaのno風kazeはha北kitaよりのyorino風kaze 冷hiえたeta三日月mikaduki
踊odoるru街頭gaitou 滑subeるru人影hitokage ジオラマjioramaのno街machi
一粒hitotsubuのno欠片kakeraはただhatada ゆっくりとyukkurito甘amaくku溶toけるだろうkerudarou
「君kimiだけはdakeha守mamoれるさrerusa」とto 寂sabiしがりやのshigariyanoプライドpuraido
青aoいi画用紙gayoushiとto白shiroいi綿毛watageをwo 夜yoruにni被kabuせてsete
白熱灯hakunetsutouのno笠kasaをwo外hazuせばseba 昼hiruのno街並machinami
溜息tameikiをwo吹fuきかければkikakereba ほらhora 雨雲amagumoのno出来上dekiaがりgari
「このままkonomama消kiえてしまえeteshimae」とto卑怯者hikyoumonoのno黒魔術kuromajutsu
一粒hitotsubuのno欠片kakeraはまだhamada 溶toけずkezu苦nigaくku冷tsumeたいままtaimama
思omoわずwazu噛kaみmi砕kudaいたらitara 覚saめたmeta夢yume 崩kuzuれたreta街machi
「最初saisyoからやりkarayari直naoしshi」とto 二度寝nidoneするsuru臆病者okubyoumono
夕焼yuuyaけのkeno作tsukuりri方kataはha 君kimiのnoセンスsensuにni任makaすよsuyo