人間1/2 歌詞 tacica ふりがな付

闘争心とうそうしんを持もって生うまれた
あの日ひのモンスターも
背中せなかのファスナーが覗のぞこうと
哀かなしくはないさ 多分たぶん

ヒントでなんて答こたえられないんだ
たった一人ひとりの存在そんざいも
角度違かくどちがう生命達せいめいたちが今日きょうも
競きそい合あう世界せかいさ

また眠ねむれなくて 眠ねむれなくて
眠ねむらないのは左ひだり
その身勝手みがって 許ゆるさない右みぎ
左右不対称さゆうふたいしょうにもう疲つかれたみたい

両方りょうほうの声こえが
「この身体みで生うまれて良よかったのかい?」
云いわれた気きがして焦あせっていないかな
好このんで抱いだいた
どちらかを本性ほんしょうだって呼よぶ
お望のぞみ通どおり終おえたけど
もう片方かたほうの僕ぼく 見当みあたらない

良いい子こになってやっと貰もらえた
使つかい捨すての存在そんざいも
全すべての喜怒哀楽足きどあいらくたりない今日きょうが
僕ぼくを叱しかるよ 多分たぶん

置おいて来きた僕ぼくが
怪我けがした隣となりで眠ねむった振ふり
追おい出だした言葉ことばは覚おぼえていないかな
競争きょうそうはきっと望のぞまない方ほうを許ゆるしてみて
冗談じょうだんに聞きこえたけど
もう片方かたほうの僕ぼくじゃ居いられないんだ

心臓しんぞうの様ように
特別とくべつな居場所いばしょは無ないとして
動うごいた身体からだは嘆なげいていないかな
でも尊とうとい生命せいめいか
それの反対はんたいは何なんと呼よぶ
経験けいけんに囲かこまれて
もう片方かたほうを探さがしている

両方りょうほうの声こえが
「僕等ぼくらで生うまれて良よかったのさ。」
云いわれたつもりで歩あるいて行いけるから
皆みな 映像えいぞうが無ないと語かたれない生命せいめいなんて呼よぶ
それでも今日きょうを終おえたから
もう僕等ぼくらのままで居いさせて