暮くらし香かおる風かぜ 君きみのなびいた髪かみは
夕暮ゆうぐれの街まち 泳およぐさかな
掴つかみかけてもそう 君きみはただ微笑ほほえんで
するりとこの手てを抜ぬける たやすく
僕ぼくのサンダルを履はいた君きみと 降おりる坂道さかみち
器用きように指ゆびの先さきだけ使つかい その手てつないでいた
買かい物ものを終おえたなら 君きみは鱗うろこはりかえ
翻ひるがえしまた 僕ぼくに向むけるの 知しらないあの背中せなかを
ひたすら無邪気むじゃきな子供染こどもじみた顔かお
たしなめるような大人おとなの顔かおを持もって
気きまぐれなふりをしてわかっていて
踏ふみ込こむ事ことをも許ゆるさない
暮くらし香かおる風かぜ 君きみのなびいた髪かみは
コンクリート彩いろどるさかな
掴つかみかけてもそう 君きみはただ微笑ほほえんで
するりとこの手てを抜ぬける たやすく
色いろのなかった日々ひびを 染そめる青あおいスカート
時ときを止とめたい 繋つなぎとめたい なんてまた飲のみ込こむ
約束やくそくをうまく交かわさない様ように
隙間すきま縫ぬうような会話かいわにも慣なれた
全すべてが消きえ去さる 終おわりのボタンは
いつでもむき出だしのまま
流ながされるままに ゆらゆら揺ゆれる恋こいに
辿たどりつくべき海うみはなくて
暮くらし香かおる風かぜ 君きみのなびいた髪かみは
夕暮ゆうぐれの街まち 泳およぐさかな
流ながれに紛まぎれて 君きみは振ふり返かえらない
知しらない背中せなかにかける おやすみ
暮kuらしrashi香kaoるru風kaze 君kimiのなびいたnonabiita髪kamiはha
夕暮yuuguれのreno街machi 泳oyoぐさかなgusakana
掴tsukaみかけてもそうmikaketemosou 君kimiはただhatada微笑hohoeんでnde
するりとこのsururitokono手teをwo抜nuけるkeru たやすくtayasuku
僕bokuのnoサンダルsandaruをwo履haいたita君kimiとto 降oりるriru坂道sakamichi
器用kiyouにni指yubiのno先sakiだけdake使tsukaいi そのsono手teつないでいたtsunaideita
買kaいi物monoをwo終oえたならetanara 君kimiはha鱗urokoはりかえharikae
翻hirugaeしまたshimata 僕bokuにni向muけるのkeruno 知shiらないあのranaiano背中senakaをwo
ひたすらhitasura無邪気mujakiなna子供染kodomojiみたmita顔kao
たしなめるようなtashinameruyouna大人otonaのno顔kaoをwo持moってtte
気kiまぐれなふりをしてわかっていてmagurenafuriwoshitewakatteite
踏fuみmi込koむmu事kotoをもwomo許yuruさないsanai
暮kuらしrashi香kaoるru風kaze 君kimiのなびいたnonabiita髪kamiはha
コンクリkonkuriートto彩irodoるさかなrusakana
掴tsukaみかけてもそうmikaketemosou 君kimiはただhatada微笑hohoeんでnde
するりとこのsururitokono手teをwo抜nuけるkeru たやすくtayasuku
色iroのなかったnonakatta日々hibiをwo 染soめるmeru青aoいiスカsukaートto
時tokiをwo止toめたいmetai 繋tsunaぎとめたいgitometai なんてまたnantemata飲noみmi込koむmu
約束yakusokuをうまくwoumaku交kaわさないwasanai様youにni
隙間sukima縫nuうようなuyouna会話kaiwaにもnimo慣naれたreta
全subeてがtega消kiえe去saるru 終oわりのwarinoボタンbotanはha
いつでもむきitsudemomuki出daしのままshinomama
流nagaされるままにsarerumamani ゆらゆらyurayura揺yuれるreru恋koiにni
辿tadoりつくべきritsukubeki海umiはなくてhanakute
暮kuらしrashi香kaoるru風kaze 君kimiのなびいたnonabiita髪kamiはha
夕暮yuuguれのreno街machi 泳oyoぐさかなgusakana
流nagaれにreni紛magiれてrete 君kimiはha振fuりri返kaeらないranai
知shiらないranai背中senakaにかけるnikakeru おやすみoyasumi