久ひさしぶりに会あって 忘わすれてた名前なまえだった
人ひとの思おもい出でって案外あんがい 曖昧あいまいなもんだな
翼つばさが欲ほしくって 飛とび出だした世界せかいだった
いつか描えがいてた夢ゆめも 手てにすると思おもっていた
砂すなは減へる 速度そくどは上あがってる
胸むねは鳴なる 戦場せんじょうは迫せまってる
絵本えほんを描えがいてる場合ばあいじゃない事ことくらい分わかってる
この手てはペンでも銃じゅうでもない
大空おおぞらを羽はばたける様ような
自由じゆうな鳥とりには なれそうも無ないけれど
目めの前まえに広ひろがる地面じめんなら
何処どこにだって歩あるいて行いける
大空おおぞらへ飛とび立たてる様ような
翼つばさが欲ほしいと ずっと思おもっていたけど
君きみの手てを握にぎれないのなら
僕ぼくは飛とべなくてもいい 両手りょうてのままがいい
立たち止どまり見上みあげた 昼下ひるさがりの空そらに
渡わたり鳥どりの群むれが 南みなみへ向むかう
吸すい終おえた煙草たばこを 灰皿はいざらに仕舞しまって
深呼吸しんこきゅう一ひとつ 歩あるき始はじめる
来きた道みちを戻もどって 拾ひろい集あつめている記憶きおく
嫌いやだな年としくっちゃったせいで 惚とぼけてきたかな
ガキの頃ころ夢見ゆめみた 野球やきゅう選手せんしゅはもういない
平凡へいぼんなまんま進すすむ 何なんとなく分わかっていた
年としを取とる 感度かんどは鈍にぶってく
靴くつは鳴なる 歓声かんせいはまだ遠とおく
愚痴ぐちをこぼしてる場合ばあいじゃない事ことくらい分わかってる
この手ては笛ふえでも賽さいでもない
大空おおぞらへ飛とび立たてる様ような
自由じゆうな鳥とりには なれそうも無ないけれど
大声おおごえで君きみの名なを呼よんだなら
僕ぼくの体からだは軽かるくなった
大空おおぞらを羽はばたける様ような
翼つばさが欲ほしいと ずっと願ねがっていたけど
君きみの事こと抱だきしめられないなら
僕ぼくは飛とべなくてもいい 両手りょうてのままがいい
久hisaしぶりにshiburini会aってtte 忘wasuれてたreteta名前namaeだったdatta
人hitoのno思omoいi出deってtte案外angai 曖昧aimaiなもんだなnamondana
翼tsubasaがga欲hoしくってshikutte 飛toびbi出daしたshita世界sekaiだったdatta
いつかitsuka描egaいてたiteta夢yumeもmo 手teにするとnisuruto思omoっていたtteita
砂sunaはha減heるru 速度sokudoはha上aがってるgatteru
胸muneはha鳴naるru 戦場senjouはha迫semaってるtteru
絵本ehonをwo描egaいてるiteru場合baaiじゃないjanai事kotoくらいkurai分waかってるkatteru
このkono手teはhaペンpenでもdemo銃juuでもないdemonai
大空oozoraをwo羽haばたけるbatakeru様youなna
自由jiyuuなna鳥toriにはniha なれそうもnaresoumo無naいけれどikeredo
目meのno前maeにni広hiroがるgaru地面jimenならnara
何処dokoにだってnidatte歩aruいてite行iけるkeru
大空oozoraへhe飛toびbi立taてるteru様youなna
翼tsubasaがga欲hoしいとshiito ずっとzutto思omoっていたけどtteitakedo
君kimiのno手teをwo握nigiれないのならrenainonara
僕bokuはha飛toべなくてもいいbenakutemoii 両手ryouteのままがいいnomamagaii
立taちchi止doまりmari見上miaげたgeta 昼下hirusaがりのgarino空soraにni
渡wataりri鳥doriのno群muれがrega 南minamiへhe向muかうkau
吸suいi終oえたeta煙草tabakoをwo 灰皿haizaraにni仕舞shimaってtte
深呼吸shinkokyuu一hitoつtsu 歩aruきki始hajiめるmeru
来kiたta道michiをwo戻modoってtte 拾hiroいi集atsuめているmeteiru記憶kioku
嫌iyaだなdana年toshiくっちゃったせいでkutchattaseide 惚toboけてきたかなketekitakana
ガキgakiのno頃koro夢見yumemiたta 野球yakyuu選手sensyuはもういないhamouinai
平凡heibonなまんまnamanma進susuむmu 何nanとなくtonaku分waかっていたkatteita
年toshiをwo取toるru 感度kandoはha鈍nibuってくtteku
靴kutsuはha鳴naるru 歓声kanseiはまだhamada遠tooくku
愚痴guchiをこぼしてるwokoboshiteru場合baaiじゃないjanai事kotoくらいkurai分waかってるkatteru
このkono手teはha笛fueでもdemo賽saiでもないdemonai
大空oozoraへhe飛toびbi立taてるteru様youなna
自由jiyuuなna鳥toriにはniha なれそうもnaresoumo無naいけれどikeredo
大声oogoeでde君kimiのno名naをwo呼yoんだならndanara
僕bokuのno体karadaはha軽karuくなったkunatta
大空oozoraをwo羽haばたけるbatakeru様youなna
翼tsubasaがga欲hoしいとshiito ずっとzutto願negaっていたけどtteitakedo
君kimiのno事koto抱daきしめられないならkishimerarenainara
僕bokuはha飛toべなくてもいいbenakutemoii 両手ryouteのままがいいnomamagaii