東ひがしの国くにから風かぜに乗のり
君きみの町まちまで飛とんで来きたのさ
知しらない名前なまえになると言いう
短みじかい手紙てがみを受うけ取とり
何なにもかも捨すて迎むかえに来きたよ
都会とかいに暮くらしに疲つかれたと
僕ぼくの前まえから突然とつぜん消きえた
忘わすれることなど出来できないよ
夜更よふけの雨戸あまどをたたいて
振ふり向むく君きみの笑顔えがおを見みたい
ため息いきついては遠とおくを見みつめる
駅前通えきまえどおりの喫茶店きっさてん
御免ごめんなさいねの一言ひとことだったよ
無理むりして明あかるくふるまう僕ぼくさ
春風はるかぜ吹ふく頃ころ二人ふたりなら
並木なみき通どおりも花はなやぐだろう
遅おそすぎたんだねこの指輪ゆびわ
ポケットに入いれ持もって来きた
このまま君きみに見みせずにおこう
つれなく手てを振ふる背中せなかがつらいよ
悲かなしみ深ふかまる日暮ひぐれ道みち
式しきには出でてねの一言ひとことだったよ
すべては僕ぼくの一人芝居ひとりしばいさ
東ひがしの国くにから飛とんで来きたのに
何なにもかも捨すてて飛とんで来きたのに……
東higashiのno国kuniからkara風kazeにni乗noりri
君kimiのno町machiまでmade飛toんでnde来kiたのさtanosa
知shiらないranai名前namaeになるとninaruto言iうu
短mijikaいi手紙tegamiをwo受uけke取toりri
何naniもかもmokamo捨suてte迎mukaえにeni来kiたよtayo
都会tokaiにni暮kuraしにshini疲tsukaれたとretato
僕bokuのno前maeからkara突然totsuzen消kiえたeta
忘wasuれることなどrerukotonado出来dekiないよnaiyo
夜更yofuけのkeno雨戸amadoをたたいてwotataite
振fuりri向muくku君kimiのno笑顔egaoをwo見miたいtai
ためtame息ikiついてはtsuiteha遠tooくをkuwo見miつめるtsumeru
駅前通ekimaedooりのrino喫茶店kissaten
御免gomenなさいねのnasaineno一言hitokotoだったよdattayo
無理muriしてshite明akaるくふるまうrukufurumau僕bokuさsa
春風harukaze吹fuくku頃koro二人futariならnara
並木namiki通dooりもrimo花hanaやぐだろうyagudarou
遅osoすぎたんだねこのsugitandanekono指輪yubiwa
ポケットpokettoにni入iれre持moってtte来kiたta
このままkonomama君kimiにni見miせずにおこうsezuniokou
つれなくtsurenaku手teをwo振fuるru背中senakaがつらいよgatsuraiyo
悲kanaしみshimi深fukaまるmaru日暮higuれre道michi
式shikiにはniha出deてねのteneno一言hitokotoだったよdattayo
すべてはsubeteha僕bokuのno一人芝居hitorishibaiさsa
東higashiのno国kuniからkara飛toんでnde来kiたのにtanoni
何naniもかもmokamo捨suててtete飛toんでnde来kiたのにtanoni……