何なにか 欲ほしいわけじゃないよ
ただ 海うみが見みたいと言いっただけ
都会とかいのうねりに 身みを任まかせ
ここまで来きた ふたりも
さよならが見みえるよ 向むこう岸ぎし
寄よせては返かえす 波なみのようで
君きみがくゆらす 煙けむりだけ
追おいかけていた 夏なつの海うみ
貝殻かいがらを 拾ひろい集あつめて
ただ しまう穴あなのないスカートで
きっとどこかで 失なくすのだろう
それすらも 知しらぬ間まに
さよならが見みえるよ 向むこう岸ぎし
こぼれ落おちてく 砂すなのようで
裾すそのはためく 白しろいシャツ
追おいかけていた 夏なつの海うみ
さよならが見みえるよ 向むこう岸ぎし
海岸線かいがんせんは 永遠えいえんのようで
手ての届とどかないまま 君きみを
さらってゆくの 夏なつの海うみ
さよならが見みえるよ 向むこう岸ぎし
潮うしおはいつしか 満みちてゆく
平行線へいこうせんの 靴跡くつあとも
消きえて失なくなる 夏なつの海うみ
何naniかka 欲hoしいわけじゃないよshiiwakejanaiyo
ただtada 海umiがga見miたいとtaito言iっただけttadake
都会tokaiのうねりにnounerini 身miをwo任makaせse
ここまでkokomade来kiたta ふたりもfutarimo
さよならがsayonaraga見miえるよeruyo 向muこうkou岸gishi
寄yoせてはseteha返kaeすsu 波namiのようでnoyoude
君kimiがくゆらすgakuyurasu 煙kemuriだけdake
追oいかけていたikaketeita 夏natsuのno海umi
貝殻kaigaraをwo 拾hiroいi集atsuめてmete
ただtada しまうshimau穴anaのないnonaiスカsukaートtoでde
きっとどこかでkittodokokade 失naくすのだろうkusunodarou
それすらもsoresuramo 知shiらぬranu間maにni
さよならがsayonaraga見miえるよeruyo 向muこうkou岸gishi
こぼれkobore落oちてくchiteku 砂sunaのようでnoyoude
裾susoのはためくnohatameku 白shiroいiシャツsyatsu
追oいかけていたikaketeita 夏natsuのno海umi
さよならがsayonaraga見miえるよeruyo 向muこうkou岸gishi
海岸線kaigansenはha 永遠eienのようでnoyoude
手teのno届todoかないままkanaimama 君kimiをwo
さらってゆくのsaratteyukuno 夏natsuのno海umi
さよならがsayonaraga見miえるよeruyo 向muこうkou岸gishi
潮ushioはいつしかhaitsushika 満miちてゆくchiteyuku
平行線heikousenのno 靴跡kutsuatoもmo
消kiえてete失naくなるkunaru 夏natsuのno海umi