旅たびのさむさに わびしさに
小瓶こびん片手かたてに あおる酒さけ
すすり泣ないてた あの娘この声こえが
海鳴うみなり遥はるかに 呼よんでいる…
俺おれも人ひとの子こ 人恋ひとこいしさに
泣なけてきそうな 波止場はとば酒ざけ
どんなやんちゃな 事ことでさえ
いつも許ゆるして くれたっけ
たった二才ふたつの 年としの差さなのに
おふくろみたいな 女やつだった…
酔よって見上みあげる あの西にし空ぞらに
星ほしが流ながれる 波止場はとば酒ざけ
酒さけの力ちからを 借かりてさえ
おもいきれない じれったさ
最後さいごのひと口くち 飲のみ干ほしながら
しあわせ遠どおくで 祈いのろうか…
はぐれカモメよ おまえもひとり
どこへ帰かえるか 波止場はとば酒ざけ
旅tabiのさむさにnosamusani わびしさにwabishisani
小瓶kobin片手katateにni あおるaoru酒sake
すすりsusuri泣naいてたiteta あのano娘koのno声koeがga
海鳴uminaりri遥haruかにkani 呼yoんでいるndeiru…
俺oreもmo人hitoのno子ko 人恋hitokoiしさにshisani
泣naけてきそうなketekisouna 波止場hatoba酒zake
どんなやんちゃなdonnayanchana 事kotoでさえdesae
いつもitsumo許yuruしてshite くれたっけkuretakke
たったtatta二才futatsuのno 年toshiのno差saなのにnanoni
おふくろみたいなofukuromitaina 女yatsuだったdatta…
酔yoってtte見上miaげるgeru あのano西nishi空zoraにni
星hoshiがga流nagaれるreru 波止場hatoba酒zake
酒sakeのno力chikaraをwo 借kaりてさえritesae
おもいきれないomoikirenai じれったさjirettasa
最後saigoのひとnohito口kuchi 飲noみmi干hoしながらshinagara
しあわせshiawase遠dooくでkude 祈inoろうかrouka…
はぐれhagureカモメkamomeよyo おまえもひとりomaemohitori
どこへdokohe帰kaeるかruka 波止場hatoba酒zake