ひとり 古城こじょうにたたずめば
時ときの流ながれの音おとがする
むかし詩しを読よむ人ひとがいて
哀あわれといった月つきの影かげ
酒さけくみかわせ 若者わかものよ
琴ことつまびけよ 乙女おとめごよ
古城こじょうは風かぜと月つきばかり
夢ゆめは砕くだけて夢ゆめと知しり
愛あいは破やぶれて愛あいと知しり
時ときは流ながれて時ときと知しり
友ともは別わかれて友ともと知しる
花はなに見みとれる日ひもあれば
松まつのそよぎに泣なく時ときも
思おもいたどれば幾年いくとしの
姿すがたが胸むねによみがえる
文ぶん読よみかえせ 若者わかものよ
恋こい抱だきしめよ 乙女おとめごよ
古城こじょうは風かぜと月つきばかり
古城こじょうは風かぜと月つきばかり
ひとりhitori 古城kojouにたたずめばnitatazumeba
時tokiのno流nagaれのreno音otoがするgasuru
むかしmukashi詩shiをwo読yoむmu人hitoがいてgaite
哀awaれといったretoitta月tsukiのno影kage
酒sakeくみかわせkumikawase 若者wakamonoよyo
琴kotoつまびけよtsumabikeyo 乙女otomeごよgoyo
古城kojouはha風kazeとto月tsukiばかりbakari
夢yumeはha砕kudaけてkete夢yumeとto知shiりri
愛aiはha破yabuれてrete愛aiとto知shiりri
時tokiはha流nagaれてrete時tokiとto知shiりri
友tomoはha別wakaれてrete友tomoとto知shiるru
花hanaにni見miとれるtoreru日hiもあればmoareba
松matsuのそよぎにnosoyogini泣naくku時tokiもmo
思omoいたどればitadoreba幾年ikutoshiのno
姿sugataがga胸muneによみがえるniyomigaeru
文bun読yoみかえせmikaese 若者wakamonoよyo
恋koi抱daきしめよkishimeyo 乙女otomeごよgoyo
古城kojouはha風kazeとto月tsukiばかりbakari
古城kojouはha風kazeとto月tsukiばかりbakari