化粧川 歌詞 角川博 ふりがな付

おんな孤独ひとりの つめたさ寒さむさ
なんど唇くちびる 噛かんだでしょうか
そんな過去むかしも あなたと逢あえて
春はるの小川おがわの 笹舟ささぶねみたい
……ゆれて ゆれて幸福しあわせ
明日あしたへ流ながれる 化粧けしょう川がわ

頬ほほにひとすじ こぼれたしずく
あなた小指こゆびで ぬぐってくれる
やさしすぎると 涙なみだがゆるむ
胸むねの谷間たにまに 雪解ゆきどけ水みずが
……ゆれて ゆれて幸福しあわせ
あなたと流ながれる 化粧けしょう川がわ

夢ゆめのひとひら あなたと数かぞえ
二度にどと泣なかない もうこれからは
雨あめの降ふる日ひは ひとつの傘かさで
風かぜの哭なく夜よは 肩かた寄よせあえる
……ゆれて ゆれて幸福しあわせ
明日あしたへ流ながれる 化粧けしょう川がわ